岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

JR西転覆事故「事実調査に関する報告書」でわかること。

2006-12-20 22:59:28 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
20日付で新聞紙上の要旨が載った。
詳しく読むには時間がないが、ぜひ全文で読んでおきたい。
紙面を見る限り、新しい事実は載っていないが、事実を確認できると思う。
この紙面から見ると、事実調査は、事実を列記しているだけに思える。
それが事実報告書という判断かもしれない。

内容を要約すれば「適切とは思えない事実がありました。
いっぱいありました」ということになる。
事実と事実がどのように作用して、決定的な事故になってしまったのか、
解いてはくれていない。
それは委員会の仕事ではないというのだろうか。

ならば、誰がこの事故の原因を導き出してくれるのか。
事件当時の役員が天下りしているという無責任さ丸出しのJR西トップは、
何もしないどころか、ぼかし続けるだろう。
これが国土交通省管轄の組織としては限界だとすれば、民間の組織が後を
継いで解明するしかないだろう。

このままでは運転士の異常行動ということになりかねない。
ぜひ、再発防止という遺族の意思を継いでほしい。


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