この写真は、大正12年の台湾で撮影された。
派出所の開設にあたって、撮影されたと裏に書いてある。
義理の祖父が写っている。
余興で中国服を着たという。
現地にいた家族は、写真も持たずに着のみ着のままで帰国しているので、
写真は一切持ち帰っていない。
この写真は親族あてに送っていたもので、
85年経って、娘の手元に戻った。
岡山で独り暮らしをしている義母のもとに。
今日は買い物の手伝いで義母を訪問した。
先日の「いとこ会」で入手したという。
日本統治下の台湾の話をいろいろ聞いているが、
それは日本人からの視点とならざるをえない。
現地の人々の思いも確かめていきたいと思う。