とても興味深いですね。
まずタイトルの「漢字を包摂した日本語」です。
包摂って普段使わないですね。
三省堂Weblio辞書より
ということは、漢字が日本語に取り込まれたという意味でいいようです。
包括というよく使われる単語にも近いといえますね。
私たちが日々接している漢字ですが、読めても書けないと嘆いています。
みんなです。
パソコンやスマホを使用していれば、そのようになるのは当然です。
何しろ、手書きをしないのですから。
その漢字の数ですが、日本の『大漢和辞典』で、5万307字、
中国の『中華字海』ではなんと8万5568字も掲載されているそうです。
字海って、「海のように広く深い漢字の世界」という感じです。
その一字一字に意味があるのですから、ほとんどの字が書けないのが当然、読めないのもあたりまえですね。
パソコンで入力していても、たびたび漢字の海に溺れそうになります。
レイアウトも面白いのです。
漢字が世界中でデザインに使われる理由が分かります。
漢字の歴史は4000年だそうです。
日本に輸入されたのは4世紀後半、半島からの仏教伝来と同時期と言われています。
当然、仏典は漢字でかかれていたわけですから。
阿辻哲次さんは、「現在の漢字教育は筆画や書き順にこだわりすぎている」と言われます。
もっとおおらかに漢字に接したいということですね。
4000年の歴史があれば、筆画や書き順も一筋縄ではいかないものです。
下の漢字も実際にあるそうです。
走が三つで奔の意味だそうです。
陸上チームのユニホームに採用してください。
大の下に好と書いて、「柔らかく美しいさま」とは!
これが一文字ですから使えますね。
龍が4つは「多言」の意味。
かしましいを越えています。
パソコンの手書き入力を試しましたが、もちろんありません。
現在、パソコンでも相当の数の漢字が辞書に入っています。
しかし、実際に使える漢字は限られます。
各漢字ソフトごとに、登録漢字が制限されていますからです。
ネットでの取引や申請をする場合に、そのことがネックになる人も多いのではないでしょうか。
私の姓も、ほとんどの漢字ソフトでは表記されません。
漢字かな交じりの姓になったり、かたかなやひらがなで我慢しています。
これは相当不便ですね。
五万とある漢字ですから、諦めています(笑)
馬という漢字の変遷です。
ビッグイシューは、とても知的なマガジンですね。
お読みいただき有難うございました。