岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

NZで支援活動中のAMDA派遣医療チームからの伝言:AMDAメールマガジンより

2011-03-01 21:12:37 | 世界のなかま
以下の文章は、被災された方の父親から日本の皆さまへのメッセージです。
現地に派遣されたAMDAの看護師さんに託されました。
日本国民に向けて書かれた文章ですので、転載させていただきます。

以下、転載です。


27日より日本からのご家族に同行しているAMDA派遣医療チームの看
護師は、あるお父さまから一刻も早く、日本とNZの人々に伝えて欲しいと、
以下のメッセージを託されました。お伝えいたします。

『NZの皆様、日本の皆様へ』
私の娘は「世界に通じる医療従事者」を目指して語学研修中に、今回の地震
にあいました。わずかな望みを持ってNZにやってきましたが、残念ながらま
だ発見されず、生存は絶望的です。ここで出会った皆様方の暖かい対応・支
援に、感謝の意を述べさせていただきます。
地震発生直後からNZ政府は非常事態宣言を発し、文字通り政府・国民が一体
となり救出活動にあたっています。その献身的な姿を見て、はるか9000kmも
離れた地に留学先を選んだ娘の思いに納得しました。
日本政府は、地震発生直後から、外務省、現地NZ大使館、クライストチャー
チ領事館を中心に総力を上げて対応されています。被害を受けた家族が、や
やもすると甘えがちになる事柄にも真心を持って対応していただいている姿
に頭が下がります。
私の娘の留学先を斡旋してくれた会社は、地震発生以降、つらくて寝れない
家族に対し、24時間、1~2時間ごとに情報を流し続けてくれ、励まし、サポ
ートしてくれました。
娘の友人はあらゆる手段を使って応援してくれました。現地に入るとボラン
ティアの方々が親身になってサポートして下さっています。会社の指示で、
急遽任務につかれた方々も、自分を見失いがちな家族の気持ちに寄り添って、
対応してくれています。
メディアの方々も被災者の立場をよく考え、確信に迫る報道をしてくれてい
ます。まだ娘は見つかりませんが、多くの人々に支えられている娘は、幸せ
者だと感じています。
そして、何よりも高い技術力と崇高な精神をお持ちの各国の救援隊、レスキ
ュー部隊の方々は、余震の続く中、危険もかえりみず救助に立ち向かってお
られます。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
最後になりますが、救助にあたる方々が二次災害を受けられない事を、心よ
りお祈り致します。
                                以上
尚、この内容については、在ニュージーランド日本大使館には 先ほどお伝
えしました。

【皆様からの募金を受け付けております】
●郵便振替:口座番号01250-2-40709 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
 *通信欄に「ニュージーランド地震」とご記入下さい
●楽天銀行:ロック支店 店番202 普通預金7002547
  口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●クレジットカード募金:
 AMDA全日信販カード:http://amda.or.jp/content/content0001.html
 Give One(VISA、Master、ジャパンネット銀行):
 http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10179
●銀行振り込み:中国銀行(銀行コード168) 奉還町支店(店番102) 
 普通口座2070291 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
【お問い合わせ】 
AMDAボランティアセンター  〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1
TEL:086-252-7700  FAX:086-252-7717 E-mail: member@amda.or.jp


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