
朝日コムより:2009年6月22日3時2分
「労働時間も管理されない環境のもと、過重労働で脳内出血に至ったとして、元ケアマネジャーの女性と家族が勤務先の社会福祉法人「横浜市福祉サービス協会」を相手取り、損害賠償などとして約1億7500万円を求める訴訟を近く横浜地裁に起こす。同協会は横浜市が設置した財団法人が前身。原告側代理人によると、ケアマネジャーの過労疾病による損害賠償訴訟は、全国初とみられるという。」
岩清水:月113時間残業とは!
1日で2日分働いているようのものです。
心身ともにボロボロになったことと思います。
人間はこのような過酷な労働に耐えれるようには作られていません。
コンビニ業界も無茶苦茶ですが、一部介護業界も同様といわざるをえません。
「貧困ビジネス」は、人の貧困に付け入るビジネスですが、
この記事を読んでいると、この会社は「奴隷ビジネス」といってよいと思います。
奴隷のように働かされるビジネス。
国の奴隷は地方自治体かもしれませんが、外郭団体のような福祉サービス協会が、
奴隷ビジネスをやっていたというなら、とんでもないことです。
※写真はミヤマヨメナ(比婆山)です。
「労働時間も管理されない環境のもと、過重労働で脳内出血に至ったとして、元ケアマネジャーの女性と家族が勤務先の社会福祉法人「横浜市福祉サービス協会」を相手取り、損害賠償などとして約1億7500万円を求める訴訟を近く横浜地裁に起こす。同協会は横浜市が設置した財団法人が前身。原告側代理人によると、ケアマネジャーの過労疾病による損害賠償訴訟は、全国初とみられるという。」
岩清水:月113時間残業とは!
1日で2日分働いているようのものです。
心身ともにボロボロになったことと思います。
人間はこのような過酷な労働に耐えれるようには作られていません。
コンビニ業界も無茶苦茶ですが、一部介護業界も同様といわざるをえません。
「貧困ビジネス」は、人の貧困に付け入るビジネスですが、
この記事を読んでいると、この会社は「奴隷ビジネス」といってよいと思います。
奴隷のように働かされるビジネス。
国の奴隷は地方自治体かもしれませんが、外郭団体のような福祉サービス協会が、
奴隷ビジネスをやっていたというなら、とんでもないことです。
※写真はミヤマヨメナ(比婆山)です。
ただ言えるのは,この法人は前(財団法人)から残業体質でした。
私がよくお世話になっていた,ヘルパーの派遣調整を担当する方(「相談員」という肩書きでした)は,夜9時過ぎによくFAXを入れてきていました。「残業多くない?」と訊くと,毎日こんなペースだと言います。
結局,ちょっとしたことがきっかけで体調を崩して退職されました。
行政の外郭,すなわち「安上がり」福祉として都合よく使われていた結果なのだと思います。法人は,今は行政のバックアップ(天下りも含め)はありませんが,その時の「悪い癖」が残っていた結果今回の状況になったのでしょう。
これは,一つの福祉事業所の問題ではなく,行政全体の問題だと思います。この裁判を通じて,「安上がり福祉」の「罪」が少しでも明らかになれば,と期待しています。
残業が続くことに問題を感じない組織。
解決策を見出そうとしない硬直性。
それを利用する福祉業界。
「日本株式会社福祉支店」は一度、解体的出直しが必要なようです。
確かに仕事の量は多いようですが、
法令に詳しく、厳しくやっているようです。
きっと、介護保険法にのっとり
ケアマネをしていると
こんなことになるのかなと心配しています。
うちの事業所も見習った方が良いのかと
思いますが、
仕事量が増えるのも問題です。
昔、闇物資を買わず
配給のみの食料で餓死した法曹界の方が
いたといいます。
一部のマスコミの報道だけで、
このようなコメントをされるのは
残念です。
解決策は人を増やすことでしょうが、
現状の介護報酬では十分な給料はもらえません。(私の会社だけかもしれませんが・・・)
会社の問題ではなく、
ケアマネの仕事と報酬の見直しから
考えなくてはいけないと思っています。
因みに私の友達は
そんなに残業をしてないみたいですが、
残業した時はきちんとお金は出ているといってました。
福祉業界は残業不払も日常茶飯事だから
これは氷山の一角、見せしめなのかもしれないですね。
コメントありがとうございます。
「一部マスコミ報道だけでと、書かれていますが、この報道は、提訴することを報道しているのですね。
月113時間の残業が事実ならば、やはりとんでもないことです。
この事実は重いです。
「会社の問題」は逃れられません。
コメントありがとうございます。
今回の問題は、組織で働く意味を問うものですね。
個人が自営で行っている場合とはまったく違います。事業所には、当然管理責任があります。
最近、働く環境が悪化しています。
IT産業など典型的です。
管理者が若いということもあって、「労働」の意味を理解していません。
深夜に及ぶ勤務もそこここに見られます。
発注先の企業が夕方発注して、翌朝まで仕上げるというシステムができています。
これは、奴隷システムです。
また、盆や正月前に発注して、休み明けに仕上げてくれといいます。
このような「働く環境」を、人間の尊厳を奪います。
許すわけにはいきません。
社会福祉業界は、人を幸せにするために存在することを肝に銘じなくてはならないと思います。