岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

アニメの殿堂という発想。

2009-06-22 11:31:04 | 国民と国会と政治
昨日は、国政報告会に参加しました。
毎年、恒例の行事ですが、今回は総選挙も近いということもあり、議員も選挙民も
目の色が違うように思いました。

話題は、介護、年金、少子化、官僚、無駄使いなどなどです。
その中で、「アニメの殿堂」について、参加者からも意見がありました。

ご存知のように「アニメの殿堂」は麻生氏の肝いりで117億円の予算がついたようです。
参加者の若者は、アニメの制作現場では、低賃金で厳しい生活を強いられている。
この状況を改善しなくて、なにが「アニメの殿堂」だと発言しました。
それも秋葉原にできるならまだわかるが、お台場とは?
漫画の博物館なら京都や東京杉並にある。その場所を利用すればいいではないか。
1億円あればできるはず。

なるほど。そういうことかと思いました。

すると、議員は、「私も文科省の担当者に聞いてみました」

議員の質問:「運営費の予算は?」。
担当者いわく「それは独立行政法人が考えることですのでわかりません」

「人件費は?」。
担当者再度いわく「それは独立行政法人が考えることですのでわかりません」

では、「何を展示するのですか?」。
担当者三度いわく「それは独立行政法人が考えることですのでわかりません」

最後には、「100年に一度あるかないかの予算がつきましたので」という正直な答えがありましたそうな。

これは何なんでしょうね。
信じられませんが、ありそうだろうな、とも思います。

一度作った大きな箱物は、赤字を垂れ流し続けます。
「私のしごと館」で証明済みです(行きました)。
同じ過ちを繰り返す愚行はやめさせなくてはなりません。

※新型京阪電車:ローレル賞受賞!斬新な座席配置です。

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