岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

今日の訪問。「さくらこ」と同世代人。

2006-09-13 22:48:25 | 社会福祉士
今日は 3軒のお家を訪問した。
私の街は京都の郊外にあるのだけれど、住んでいる方も
いろいろな街から移り住んでいる。
生まれて時からこの街の人もいれば、子供を頼って
この街に移り住んだ人。この街の男に嫁入りした人。
家族と引越しして来た人。
この街で生まれ育った人。などなど。

今日は、この街に戦後嫁入りした人にあった。
この街といっても当時はとんでもない田舎だったという。

物資が不足して時代だから、京都の街中から近郊の農家に
嫁入りする人が多かった。
農作業になれず実家に帰った人も多かったらしい。
夜の暗さがとても寂しかったという。
今は長男に母屋を譲り、離れに住んでいるが、結婚した当時の
話が昨日のことのように話される。
ほとんど「さくらこ」と同じ時代を生きている。。
目の前にいる人が「さくらこ」と同じ世代と思えば、なにか
感慨のようなものを感じる。

家庭訪問をすると大抵1時間はかかるが、私は昔の話を聞くのが
とても楽しみだ。少々の時間は昔話を聞くことにしている。
これは私のひそかな楽しみだが、もちろん話してくれる人々は
昔の話を聞かせるということによって表情も柔らかくなり、
活き活きとしてくる。
人と話をする。それも若かったころの話をすることは、必要な
ことだと思う。
私は当時この地方にどのような街があり、人々はどのような
生活をしていたかを想像するだけでとても楽しい。

最新の画像もっと見る