岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

存在感を増しているカタール。文春記事を読んでみた。

2023-11-11 16:30:14 | 世界のなかま

週刊誌といえば週刊文春と言われるほど存在感が増しています。

毎週のようにスクープが掲載されています。11月16日号も購入しました。

財務副大臣の税金滞納が報じられています。

当人は副大臣を辞めるつもりはないようですが、国民は納得するはずがありません。

なにしろ財務副大臣ですよ。国税庁も管轄です。

今の岸田氏には引導を渡す力がないので本人から辞めると言わせるのでしょう。

来週初めに辞めさせないと国会がストップすることになります。

さて、この号では『池上彰のそこからですか?』に注目しました。

「カタールとはどんな国?」というテーマです。

カタールって、小国で天然ガスが取れて世界的スポーツイベントも盛んに開催している国としか知りません。

面積は秋田県くらいで人口は約300万人。

そのうち、国籍を持っている人は約1割! 9割はインド人、パキスタン人、フィリピン人、ネパール人だそうです。

出稼ぎ労働者扱いでしょうか。

先のワールドカップで労働条件の悪さが問題になりましたが理由がわかりますね。

で、国のトップはタミーム・ビン・ハマド・アール・サー二という首長です。

王族ですが王と名乗らないのは、他の大国(サウジアラビア)の王に遠慮しているらしいです。

そんなことあるのですね。

特筆するのは外交姿勢です。

全方位外交

・米空軍基地1万人受け入れ「来るもの拒まず」「なんでもあり」

・タリバン代表部あり

・ハマスとも良好な関係

・早くからイスラエルともパイプを持つ(貿易事務所開設)

⇒ハマスに人質にされた外国人の解放の仲介役ができる

・アルジャジーラ(衛星放送のニュース専門チャンネル) アラビア語と英語で放送⇒ガザの状況を世界に伝えている

 

日本政府のように米国一辺倒ではないカタール独自の外交が仲介役を可能にしています。

参考になることが多いのではないかと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

ウクライナに平和を!

ガザの休戦を!

 

 



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