「あまちゃん」押しのひとりごと。

「あまちゃん」も後半になりました。
只今、東京編序盤です。
ほとんど毎朝見ているので、私の中では唯一の定期視聴番組です。
で、ちょっと書いてみたくなりました。
「あまちゃん」の考察ではないですよ。
単なる「あまちゃん」「海女ちゃん」「甘ちゃん」押しのひとりごとです。

もちろん、脚本がいいですね。
これ、基本です。
会話の展開が、予想外のことが多く、「そうか、その展開があるのか」と感心します。
なるほどなーと一人でニンマリしています。
登場人物もキャラが立っていて、ちゃんとコメディになっている。
どんなに登場人物が悩んでいても、基本は明るい。
落ち込みも軽いといえば軽い。

このようなキャラ作りにぴったりとあったのが能年アキちゃんだ。
むき卵のようにつるりとした甘ちゃんは、ナチュラルコメディアンだ。
まったく感心してしまう。

例えば、GMTの中にいるシーンでは、まったく目立たない存在にしているけれど、確かに目立たない。
しかし、1対1という場面では驚かされるほどの吸引力がある。

脇役もそれぞれ本領発揮をしているが、これを書き出すと大変なことになる。

さて、興味津々なのはこれからの展開。
女優はだめ、GMTでは解雇をかろうじて免れたアキ、強烈なホームシックに襲われて夜行バスに走るが、
かつて東京行きのバスに乗るつもりで袖ヶ浜行きバスに乗ってしまうレベルでは、乗れるわけがない。
これは明日結果がわかるけどどうだろうか。

奈落組にはアメ女・前センターの子が入って来る。
ユイの上京はいつか。
この二人とアキとはどうなるか。
ユイとアキと種市先輩は。
太巻の次の手は。太巻とアキの「たたかい」どうなるのか。
太巻は春子にどんな負い目があるのか。

アキは女優もアイドルも不器用だ。
不器用なアキにはどこに突破口があるかわからない。

しかし、アキには天性の企画力があった。
その企画力は周りの人々を輝かせる力である。
春子が言った。
「あなたは変わらない。周りの人々が変わったのだよ」

この言葉はまさにキーワードだ。

アキは周りの人々にパワーを与えることができる。
奈落6人衆は、仁義なき闘いに生き残った。
アキが最後に潜り込めたのは、
「あなたは変わらない。周りの人々が変わったのだよ」の事例だ。

キーワードの核心は、アキが太巻を変えることだろう。

ユイを変えたのは春子だった。
アキを変えたのは夏だった。

この二組は相似形だ。
次は、アキと春子と太巻のトライアングルがどう変わるか。

そして、1年と３か月後に、東日本大震災がやってくる。