岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「カーネーション」 病院のファッションショーが終わり最終週へ。

2012-03-24 10:44:31 | 日本の仲間
話題になった朝ドラ「カーネーション」がいよいよ最終週を迎える。
朝ドラは1回15分。週5日で75分。
少し短い映画1本になります。

だから1週間で完結する映画の積み重ねといっていいでしょう。
今週は、病院のファッションショーがテーマでした。

顔ぶれもガラッと変わって病院長や看護婦長が脇を固めます。
糸子さんのファッションショ―は人を幸せにするという考えが前面にでています。

舞台が病院ですから、病、老い、死ということも浮かび上がります。
もちろん、老いと死はこのドラマ全体のテーマでもあるのですが。

今週の主役は、末期ガンの若い女性の方です。
息子たち二人は小学校の低学年でしょうか。

子どもたちの母親に対する気遣い。
それを知りながら笑顔のないつらい日々を送るお母さん。

この若い女性がファッションショーのトリをつとめます。


私が地域包括で働いていた時のことを思い出します。
新しい方を担当することになりました。
上司からは「この方は若い職員には担当させにくいから」と。
確かに同年代の女性が担当するのは難しいように思います。

ご存じのように介護保険は65歳以上の方が対象ですが、病名によっては40歳から利用ができます。
その方は、40歳になったばかりでした。
転移性の悪性腫瘍でした。
息子さんは保育園。娘さんは小学校低学年でした。
介護保険以外にもさまざまな社会資源を紹介しました。
ご両親にもお会いしてお気持ちをお聞きしました。

そのようなことを思い出した今朝の「カーネーション」でした。


最新の画像もっと見る