岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

自粛要請20%目標がどれだけ困難か。計算してみました。

2020-04-07 09:57:44 | 新型感染症

クラスター対策班の西浦教授の試算では8割の人が行動を停止すれば新型コロナウイルス感染者が減少に転じると発表されています。

国民が頑張ればなんとかなると思うかもしれませんが、どうでしょう。

そこで得られるデータで可能性をみました。

自粛対象者は、日本総人口1億2千700万人の中から、

小学生未満と高齢者の一部、入院患者など、自分では動かない人を1700万人として、

1億1000万人と想定します。

その20%ですから活動できる人は2200万人となります

 

その中で、活動しなければ社会が崩壊する人々を省いていきます。

医療関係者(医事以外に製薬会社なども)は、300万人。

介護関係は、高齢者率を勘案して医療の2~3割。多めにみて100万人。

国家公務員、地方公務員340万人(他の項目とダブりあり)

教育関連(重複ありで私学中心、わかりませんが学生が200万人としてその2割) 40万人

交通関係(鉄道、バス、トラック、航空機) まったくわかりませんが、200万人規模にします。

エネルギー関係 (電力、ガス他) わかりません。でも100万人と。

マスコミ:新聞テレビで30万人。

商業:スーパーなどで、50万人と想定。

とりあえず、総計を出してみます。

出ました。

総計:1160万人。

活動を停止できない人数の大まかな想定です。

では、先の活動できる人数と比較してみましょう。

2200万人ー1160万人=1040万人。

活動する1億1千万人の9.45%です。

これが上記以外の職種の人の動ける割合です。

会社員、学生他すべてです。

10.6人に一人しか活動できないことになります。

本当に難しい数字です。

可能でしょうか。

少なくとも緊急事態宣言地域では都市封鎖に等しい行動自粛が求められます。

 

※追記:金融関係、通信関係抜けています。50万人はいると思います。出勤しなくてはなりません。

すると1000万人弱しか動けないということになります。

ほぼギブアップ状態です。

 

※山中教授のHPより

大阪、京都はほとんどできていない!

 

お読みいただきありがとうございました。



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