岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

7月の介護を振り返る。

2012-08-01 14:54:04 | ケアラーのために

私は何カ月ごとに、壁が現れたな、と思うことがあります。
そのたびになんらかの対策を講じて乗り切ってきました。

その結果、1月には6泊だったショートステイが、この7月は12泊です。
8月は、もっと増やします。
このようにショートステイを増やしていくことでなんとか介護を継続している状況です。
今後、さらにショート滞在日数を増やす計画です。

1月には、部屋や廊下の手すりは片側でよかったのですが、2月に転倒が増えたので手すりの数を倍増しました。

しかし、最近はその手すりにも手が届きにくくなりました。
足が出ないようになっているからです。
再び転倒が増えてきました。
ただ、大きな転倒にはなりません。片手で手すりを持って倒れるということになるからです。
床からは起き上がることができませんから、私がいない限り床に転んだままです。
父が自宅にいる限り、私も外出がほとんどできないということになります。

母は自分が夫を看るのが当然であり妻の務めと思っています。
それがかなりの部分できなくなっているわけですから、ストレスも大きいのです。

その上、母は体調が芳しくありません。足腰が悪く耳も遠いです。
身体中に加齢による症状が見られます。

先日、目が痛いと眼科を受診するとは白内障と診断されました。
手術が必要との診断はショックだったようです。

母を見ていると老いの大変さがよくわかります。

自宅での介護を続けることが困難な状況にいたっているのですが、いままでの生活をなんとか続けたいという思いが強いのです。

私もいつまでも岡山にいることはできません。
これからは母も一人で暮らす時間が増えてきます。
それでも自宅で生活したいといいます。


家族介護は、家族間で必ずしも思いが一致しません。
お互いの思いが異なるのです。
これがとても難しい。





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1 コメント

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はじめまして (沙於里)
2013-08-02 16:46:22
読者登録して下さりありがとうございます。 早速私も。

介護のお話、私もだんだん他人事ではなくなってきているので、少々緊張しながら拝読いたしました。
またお邪魔します。まずはご挨拶まで。
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