岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

京都・七条 「三十三間堂」 参拝しました。

2013-01-15 22:56:41 | 京都・奈良


京都国立博物館に来たのですが休館日でした。
さて、どこに寄ろうかと思案しました。

目の前には三十三間堂があります。
そういえば、随分前に拝観したことがありますが、とんとご無沙汰しています。
昨日は成人女性が「通し矢」をしているテレビニュースが流れていました。
久しぶりだ。
拝観しよう。

三十三間堂は、正式寺院名を蓮華王院という。
そんなことはとっくに忘れていた。
蓮華王院は後白河法皇の御所であったこの地に1164年に建立された。
支援したのは、平清盛

まさに、平安末期に現れた金色の仏像群ということになる。
ところが85年後の鎌倉時代に焼失してしまう。
再建は15年後というからすごい。

ほとんどの仏像と三十三間堂は、1266年頃のものだそうだ。
それから、21世紀の現在まで生き延びた。
まことに多くの仏像と三十三間堂の建物が国宝だというのは頷ける。
千手観音の数は1001体。
中央に座する中尊・千手観音菩薩座像と左右500体ずつ置かれた千手観音立像は他に類を見ない「極楽浄土」を創出している。
圧倒された。

撮影を許されるのは建物の外のみです。







「通し矢」の会場。
「通し矢」とは、的を射抜くこと。
江戸時代には、8千本を越える矢を通した武士が現れたと記録されている。
1時間に500本以上射ていた計算になる。
信じられない数字だ。





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