心配していた7人が無事発見されたことに大いに安堵した。
万が一のことがあれば、かってない悲劇になるところだった。
詳しくはまだ報道されていないが、
「山を甘くみていた」の発言からおおよそ推察された。
7人はスノーボードでは上級クラスだろう。
そのレベルに達すれば、新雪で滑走することが無上の楽しみになる。
各地のスキー場ではゲレンデを外れて、新雪を楽しむボーダーが多く
みられる。
スキーヤーにはほとんどいない。
これは、スキーでの新雪滑走が高度なテクニックを要することに比べ、
ボーダーのそれはやさしいからだ。
しかし、ゲレンデの外は、美しくも厳しい世界だ。
その世界を楽しめるのは、熟練した技術を持つ人々に限られるのだ。
冬山に入る登山者は、万全の準備をする。
冬に登るコースを無雪期に登り、目印のテープを迷いやすいところに
巻いておく。食料をデポしておくこともある。
事前にできるだけ危険を遠ざける手段をとっておく。
当日の装備では、雪山装備を万全にし、山中で停滞することも
予定して、食料、燃料も計算して持参する。
雪崩対策も怠らない。
ホワイトアウトになってもハンディナビが威力を発揮する。
もちろん、通信も携帯電話だけには頼らない。
このように人智を尽くしても、正月の槍ヶ岳の麓での遭難のように雪崩に
遭うことをある。
しかし、今回の遭難(生還しても)のように初歩的なミスではない。
あの場所での雪崩を予想できた登山者はいないのではないだろうか。
厳しいようだが、恐羅漢山の遭難は、そのような準備はなかったといっていい。
若干の食料と燃料のみの装備だ。
助かったのは標高の低さ(温度が高い)と、小屋があったことだろう。
人数が多かったことは励みになっただろうが、逆に考えれば
もし少人数で入ったなら、ここまで無理をしなかったともいえる。
何ごとでもそうだが、人数が多ければ各人のセンサーは鈍る。
単独行は危険といわれるが、一人でセンサーを張り巡らせ生き残る術を
つくすとこに価値を置く人もいる。
登山とスノーボードの違いは、スピードの違いでもある。
道を間違えて下降した場合、登り返すことがほとんどできない。
登山者であっても、下山路を間違えて、登り返すとなると、決死の覚悟だ。
スノーボードでは、道を間違えたと思っても下るしかない。
今回は、沢に下りるということはなかったのがよかった。
沢に入り込むと滝に阻まれ万事休すとなる。
くれぐれもコースをはずすことのないようにしてほしい。
問題点のひとつは、スキーリフトが山頂付近までつながっていることにもある。
ゲレンデが麓にあるのだと事故は起こりようはない。
これも雪が山奥にしかなくなったからか。
温暖化の影響はこんなところにもある。
万が一のことがあれば、かってない悲劇になるところだった。
詳しくはまだ報道されていないが、
「山を甘くみていた」の発言からおおよそ推察された。
7人はスノーボードでは上級クラスだろう。
そのレベルに達すれば、新雪で滑走することが無上の楽しみになる。
各地のスキー場ではゲレンデを外れて、新雪を楽しむボーダーが多く
みられる。
スキーヤーにはほとんどいない。
これは、スキーでの新雪滑走が高度なテクニックを要することに比べ、
ボーダーのそれはやさしいからだ。
しかし、ゲレンデの外は、美しくも厳しい世界だ。
その世界を楽しめるのは、熟練した技術を持つ人々に限られるのだ。
冬山に入る登山者は、万全の準備をする。
冬に登るコースを無雪期に登り、目印のテープを迷いやすいところに
巻いておく。食料をデポしておくこともある。
事前にできるだけ危険を遠ざける手段をとっておく。
当日の装備では、雪山装備を万全にし、山中で停滞することも
予定して、食料、燃料も計算して持参する。
雪崩対策も怠らない。
ホワイトアウトになってもハンディナビが威力を発揮する。
もちろん、通信も携帯電話だけには頼らない。
このように人智を尽くしても、正月の槍ヶ岳の麓での遭難のように雪崩に
遭うことをある。
しかし、今回の遭難(生還しても)のように初歩的なミスではない。
あの場所での雪崩を予想できた登山者はいないのではないだろうか。
厳しいようだが、恐羅漢山の遭難は、そのような準備はなかったといっていい。
若干の食料と燃料のみの装備だ。
助かったのは標高の低さ(温度が高い)と、小屋があったことだろう。
人数が多かったことは励みになっただろうが、逆に考えれば
もし少人数で入ったなら、ここまで無理をしなかったともいえる。
何ごとでもそうだが、人数が多ければ各人のセンサーは鈍る。
単独行は危険といわれるが、一人でセンサーを張り巡らせ生き残る術を
つくすとこに価値を置く人もいる。
登山とスノーボードの違いは、スピードの違いでもある。
道を間違えて下降した場合、登り返すことがほとんどできない。
登山者であっても、下山路を間違えて、登り返すとなると、決死の覚悟だ。
スノーボードでは、道を間違えたと思っても下るしかない。
今回は、沢に下りるということはなかったのがよかった。
沢に入り込むと滝に阻まれ万事休すとなる。
くれぐれもコースをはずすことのないようにしてほしい。
問題点のひとつは、スキーリフトが山頂付近までつながっていることにもある。
ゲレンデが麓にあるのだと事故は起こりようはない。
これも雪が山奥にしかなくなったからか。
温暖化の影響はこんなところにもある。