原発と教育: 原発と放射能をどう教えるのか | |
川原 茂雄 | |
海象社 |
北海道からわざわざ岡山まで来ていただきました。
私がお呼びしたわけではありませんが。
お話のお題は、衆議院選の野党と市民の共闘でした。
確かに北海道ではすざましい成果を上げました。
岡山もあやかろうをいうわけです。
川原さんは、岡山では無名、でも北海道では有名人だと、自らおっしゃっていました。
原発教育を続けておられるそうです。
長年、高校の社会科教師だったけれど今年退職し大学教員になったのですごく自由に行動できると。
この『原発と教育』は、予想に反して、原発教育を国が中心になって進めている仕掛けを暴いていきます。
私は勝手に「反原発の教育」の本だと思っていました。
読んでみて、国はずいぶんとお金を使って「原発は必要な電力資源だ」と教育してきたのもです。
その成果は、「出ている」と言わざるを得ません。
福島で事故が起こるまで通用した教育だったのです。
歴史から学ぶことは多いですね。
お薦めです。