岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

今ある「日本相撲協会」の危機

2017-12-01 11:15:28 | スポーツ(身体に魅せられて)

私は一相撲ファンです。

多くの方が同じだと思います。

直接、見聞したことはありません。

浅草橋や両国でお相撲さんをみる程度でしょう。

子どもの頃、岡山にも巡業があり、大鵬の相撲を遠くから見た思い出があります。

遠い存在でありヒーローでした。

もちろん、日本人のみの相撲界でした。

それから50年は経ったでしょう。

大相撲はすっかり変わってしまいました。

外国人力士が頂点にいます。

国際親善、グローバル化という意味では仕方ないことかもしれません。

が、やはり国技という定義も怪しくなりました。

今回は暴力事件、協会の統治などの問題が明らかになりました。

日本相撲協会は、幕末の徳川政権の様相を呈しています。

各部屋は藩のようです。

藩主は有力力士に直言もできないようです。

力士は、その実力が相撲興隆の元であり、ファンに支持されていると思い込んでいます。

千秋楽の白鵬の行動は、その表れといっていいでしょう。

モンゴル会も同様です。

自分たちが角界をリードしているという自負であり傲慢さが見えます。

今朝の報道では、白鵬が力士の総意として、巡業部長の交代を迫っています。

もちろん、その総意には貴乃花部屋の力士は入っていないでしょうし、他の部屋の力士の意思をどうして確認したのでしょう。

しかし、結果的に貴乃花理事は外されました。

相撲協会の考え方が垣間見れます。

貴乃花理事の相撲に対する考え方は理解できると思います。

理想像があるのでしょう。

しかし、現実的と思う人が多いでしょうか。

 

白鵬の考えと行動によって、混迷の度は深まるばかりです。

今回の「事件と騒動」は着地点が見えなくなってしまいました。

私の考えもまとまりません。


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