岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

衆議院選挙 公示さる。

2009-08-18 21:07:54 | 国民と国会と政治
ほんと長かった助走期間です。
1年間も助走していた感じです。

この期におよんで、投票先を決めていない人に会いたい。
決めていない人は投票しない人でしょう。

それでも、候補者は街の隅々まで歩いておくことが欠かせません。

投票する候補を決めた人が多いのなら、もう歩く必要がないのではという方もおられるでしょうが、
この最後の訪問は、あなたの選んだ人は一生懸命、歩いていますよという保証です。

例えば、よい買い物をしたという人でも、買い物後にある不安がよぎります。

「私の選択は正しかったのか」と。

その不安な買い物客を安心させるのは、販売員の言葉であり、隣人の言葉です。

「よい買い物ですね。私も買いたいくらいです」

この言葉は、最後の最後に訪問してきた候補者の挨拶と同じです。
やはり、この人に決めてよかったと、自分自身を納得できるのです。

実は、私たち専門職もこのような「保証を与えられるか」と常に問われています。

「私にはよくわかりません。専門外です」という言葉は使うことは、
私はあなたの要望に答えれませんということです。
引いてしまうのは相談者です。

とりあえず、「考えてきます。なんとかします」
下手な答えでも出します。
できれば、数多く出しますと。

このように書いてみると、政治家も私たちも同じような仕事と思えてきます。

期待される人は期待に答えなくてはなりません。

そのような人を選びたい。

※わが町内の通り。昔の風情を守ろうとしている家族があります。
もう珍しくなった風景です。

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