岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「子どもたちが夢をあきらめないためにー貧困の連鎖をなくす”なんとかしょーやー”プロジェクト」 

2014-09-15 21:51:29 | 岡山
私は、高齢者福祉を中心に業務をしてきました。
このテーマのような「教育・子育てを考える」場に参加することはほとんどありませんでした。
ただ、貧困に関してはかかわって来ました。
この国は、貧困に関してはとても冷たいと感じています。
自己責任という言葉が煩雑に使われだしたのは、1990年代からですが、私たちの心のなかには、
貧困は、怠け者によって作られているという考えがありました。いや今でもあります。

現実のひとつひとつの貧困を見れば、そのような大雑把は考えが通用しないことは明らかです。
しかし、貧困を深く考えことは一部の人を除いて行っていません。
戦後の長い自民党政権の時代には、貧困率のデータも開示されていませんでした。
自公政権が下野して、新たな政権になって私たちは初めて日本の貧困率を知ることになったのです。
本来、生活保護を受けるべき人のうち、実際に受給している人は2割程度にしか過ぎません。
生活保護基準以下の生活をしているのです。
そうすると、生活保護基準自体が高過ぎるから下げろという発言がまかり通ることになるのです。
本末転倒という言葉がぴたりと当てはまります。

このあたりの話には憤りを感じることが多いのです。

さて、子どもの貧困についてです。
このことを今まで私たちは真剣に考えてきたでしょうか。
自己責任論者も、さすがに子どもの貧困が自己責任とは言うますまい。
貧困は連鎖します。
財は財を呼び、貧困は貧困を呼びます。

子どもの貧困率は、16.3%と言われます。6人に一人は貧困家庭の子どもなのです。
それが、6人のうち5人の親には見えていないのです。
もちらん、ほとんどの大人が見えていません。
今の福祉のもっとも大きな課題は、本当の困難が見えていないことだと言われています。
見えていないことには対応できないのです。
実は、この国は見えないことのだらけなのです。
もっと言えば、見ようとしていないのです。

ということで、子どもの貧困を見えるようにして、「なんとかしようや」という集まりでした。

80名の参加者のうち、8割は女性、それも若い女性でした。保育士の方が多かったように思います。
細かな内容ははぶかせていただきます。
短い時間でしたが、集中してグループワークをし、プランをまとめて発表するというカタチをとりました。
後は実行するのみです。



まず、グループに別れ、なにをしたいかを書き出し、貼り出します。

したい内容を大まかなかたまりに分けていきます。

そして、一人3票を持って、やりたいことに投票します。





やりたい人同士が集まって、チームで話し合います。
そして、プランを見えるようにしていきます。





出来たら、発表です。




私たちは、ひとつテーマを2つのチームでまとめました。







最後に今日のグループワークの感想を一文字で書くことになりました。

私たちのグループは、絆 気 夢 自 押 となりました。

文章にしてみると

子どもたちの「」を実現するために、本「」で、人ごとではなく「」分のこととして、頼れる「絆」を集めて、新たな「」を創ろう。
全力でプッシュ「」するよ。



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