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小田実さんの本は若い人に読まれているのでしょうか。
名前さえ知らないのではないでしょうか。
1960~70年代に青春を送った私たちの世代にはとても重要な人でした。
wikiは、こちら。(なかなか判断が難しい記載になっています)
小田実さんは戦後1958年に米留学し世界一周して帰国した折の旅行記『何でも見てやろう』はベストセラーになり、触発された若者は世界の旅に出ていきました。
この『世界が語りかける1977~1979』は『何でも見てやろう』から20年後に書かれています。
1980年頃です。1980年ってなにかありましたね。
そうです。マンハッタンのダコタハウス前でジョン・レノンが射殺された年です。
アメリカや世界が激動していた時代です。
『世界が語りかける』は『何でも見てやろう』からの20年間に考え実行して事が書かれているように思います。
彼は大阪の大空襲を経験しています。猛火の下、逃げ回っています。
野坂昭如さんは神戸で妹と逃げ回っていたように。
小田さんは、大空襲を仕掛けたB29はどこから飛来したのだろうと調べて、
北マリアナ諸島のテニアン島というマンハッタンや航空母艦のような島に向かいました。
この島にはB29が300機近くが置かれて連日日本に向け発進していたのです。
都市の大きさで編隊規模を変えています。15分毎に飛び立つことができました。
3機編隊もあります。ヒロシマやナガサキです。
テニアン島はアメリカが占領するまでは日本軍の基地がありました。
国際連盟から委託されて統治していました。
※人口についてはwikiでは
1944年(昭和19年)6月時点での人口は、日本人15,700名(軍人を除く)、朝鮮人2,700名、チャモロ人26名であった。
追い詰められた人々は岸壁から飛び込んだとあります。太平洋上で繰り広げらていましたね。
スペイン領からドイツ領、そして日本領、その後アメリカ領を経てアメリカの自治領になっています。
アメリカにとっては血を流して獲得した占領地です。
手放したくないのは日本も同様です。
このテニアン島はいまや対中国の重要な軍地拠点となるべく計画が進んでいます。
小田実さんが45年前に予言していたことが現実になろうとしています。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナと中東に平和を!
トランプ氏の早期失脚を!