岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

かの国の指導者の立場を想像してみる。

2021-06-29 09:49:01 | 世界のなかま

例えば、中国の指導者になったと想像してみましょう。

国や国民のためにすべてを投げ打つことはないでしょう。

せっかくトップまで上り詰めたのだから、自分の思う社会を実現し、自らも満足し、

歴史にも絶大な指導者として名を残したいと思ってもいると考えてもそう間違いではないでしょう。

その際には、自らの権力基盤を強固にし、邪魔されないように周到に備え実行するでしょう。

中国は巨大な国ですから、一つの思想や主義で治めるのは、並大抵ではありません。

成功した指導者はほとんどいないでしょう。

毛沢東も出来ませんでした。

以後の共産党指導者はできませんでしたし、国力も弱かったのです。

習近平が近代以降初めて中国全土を治める立場になりうるのかもしれません。

そのための武器が、急発展を続けるITであり軍事力、経済力なのでしょう。

国を安定させるためには、中央集権的・統一的な管理体制が必要であり、

内政、外交ともできうるかぎりの権力を行使したいと思っています。

しかしそのことは好むと好まざるにかかわらず敵味方をつくり、ブロック化をすすめます。

世界は不安定になります。

そのことを習近平はどう考えるのか。

私は明らかに価値観が異なるこの人を理解するのは困難ですが、今までの生育や履歴

みていけば少しは分かるかもしれないと考えています。

wikiを読んでいけば、大中国の復活、大皇帝として世界を治める野望を持っていると思われます。

軍部に基盤を持ち、今や生きている限り皇帝のような指導者であり続けることが可能になっています。

ロシアや北朝鮮と同じような権力構造です。

すでに対抗する勢力としては米国しかないでしょう。

 

習の国家像は私たちの望むところからは遠く離れており、独裁的な指導者以外は同調することは無理です。

 

ここ10年、中国は背伸びし過ぎています。

急激な変化のため、ほころびも目立ちます。

一人の人間が自らの命のうちに成し遂げようということが国民を不幸にすると考えます。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 


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