土曜日から今日まで、親元に帰っていました。
高齢二人暮らしで、父親は認知症が進み出しているという具合で
日頃、訪問している家庭と変わらないことになってます。
今日は仕事を休んでいたわけで、守屋元事務次官の喚問はテレビで
観ることができました。
感想を書くと、
隠せないところは認める。
なんとかまだ隠せそうというところは、記憶を怪しくする。
政治家との関係はできるだけぼかす。
自らは 他人の名前は口にしない。
捜査や裁判で証拠になりそうなところは言質を与えない。
元事務次官の接待ゴルフ数は、最低200回以上まで増えた。
それも夫人同伴だから、×2で最低400人分以上。
異常な関係である。
防衛庁幹部として、行先不明がこの回数に及ぶというのは、
危機管理上ありうるのだろうか。
隣国からの危機を政権党はさかんに言っていたが、現場の長は
そんな危険は少しも感じていなかったということだ。
汚れたCX。
防衛庁の「天皇」といわれた男は、積もり積もった「恩義」の
ために、山田洋行の内通者となってしまった。
次官に意見する人間がいなかったわけだから、これも危機的なこと。
事務次官室で、GE幹部と宮崎元専務と3人で50分間話したという。
これは汚職の状況証拠足りうる。
防衛庁の私物化といってもいいだろう。
背広組が制服組をコントロールすることが、文民統制だという主張も
聞くが、背広組がこの体たらくなら、この考えに説得力はない。
情報公開が制限される組織には腐敗が宿る。
今回、他省庁では考えられない事態を招いたのも
防衛庁という組織だからだ。
文民統制とは、国民や議会によるコントロールである。
テロ特措法が、国会の監視下から外れることがあってはならない。
気になることがいっぱいあるのだか、そのひとつ、
「防衛商社」とはなんぞ。
軍事専門商社のことか、誤魔化すことにもほどがある。
またの名を、軍用商社、兵器卸ということだ。
ほとんどの国民が知らない商社や卸の実態も明らかにしなくては
ならない。そして随意契約の実態も知る必要がある。
ここにこそ国民に知る権利が生かされなければならない。
これは他の省庁、特に厚生労働省にも当然言えることだ。
何か問題が発覚しなければ、知ることができないということでは
日本の民主主義は一人前にほど遠い。
民主主義が機能することが、最大の国民益となることは、セン氏の
主張どおりである。
追記(2024年5月4日)
守屋氏のwikiを読みました。こちらです。