岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【JR西検証】危惧する路線

2005-05-14 11:55:40 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
JR西日本には、他にも危惧する路線がある。
梅田界隈を歩いた人や、車やバスで通過した人は知っているのでは。
JR大阪駅近くに、踏切があるのだ。
ということは、平面交叉である。それも幹線道路にある。
この線路を、なんと特急が走っているのである。
踏切待ちしていたら、目の前を「はるか」が通過していった。
路面電車ではない。特急電車である。

これは何事かと、調べてみた。
「はるか」は関空へアクセスしている。それも新幹線からの
アクセスである。京都駅始発で、新大阪駅を経由し、その後、
大阪駅には停車しなくて、西九条駅に停車する。

なぜ、大阪駅に停まらないのか。それは大阪駅を通らないから。
「はるか」は、新大阪駅を過ぎて、高架を降り、梅田貨物線を
通り、なにわ筋と平面交叉した後、高架の環状線に入る。
その後、天王寺駅に停車する。この天王寺駅も頭の中が混乱
するくらい複雑である。
元来、環状線は「はるか」が進む阪和線につながっていないのだが、
環状線→関西線→阪和線と、連絡線を新設(単線?)することで
つながったという。

とても複雑な特急「はるか」の線路である。
ところで、都会の中心で、特急の平面交叉が認可されるのか、
ということだが(ホントに不思議だ)、暫定的な処置だという。
何が暫定か。地下に新線ができる予定があり、それまでの
暫定的な処置ということらしい。

一人勝ちのいわれる「はるか」にも要注意である。


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