エリザベス女王が君主としては100年ぶりのアイルランド訪問をしたというニュースを聞いた。
女王は、アイルランドのナショナルカラ―であるグリーンの帽子とコートをまとっていた。
もちろん、謝罪の旅である。
奇しくも私は昨日から『麦の穂をゆらす風』のDVDを観ていた。
内容がきついので中断し、1日おいて先ほど見終わった。
アイルランドは12世紀に英国が征服し1800年に併合した経緯がある。
この . . . 本文を読む
「定義集」大江健三郎 朝日新聞5月18日掲載から考える。
「あいまいな日本の私」は大江さんがノーベル賞受賞記念講演のタイトルですね。
今もなお、「あいまいな日本」は健在です。
そして、「あいまいな私」も大手を振って歩いています。
それゆえ、現在のタイトルは「あいまいな日本、そして私」がよいように思います。
もちろん、自戒の意味を込めてです。
たとえば、海外から日本の情報を得ようとする時、 . . . 本文を読む
東電から、1号機が大震災当日にメルトダウンをしていたことを聞く。
東電は発表する時期を探っていたのだろう。
2、3号機も同様にメルトダウンしているとのこと。
当然だろう。
しかし、しらっと話した東電でしたね。
ところで、溶けた燃料は、「でぶり」となっているらしいが、どこにあるのだろうか。
(でぶりって、山岳用語とばかり思っていた)
それがわからないという。
圧力容器をあけて見ることができな . . . 本文を読む
5月17日記事から啓発を受けて。
岡山県高梁市にある吉備国際大学は、順正学園の運営です。
この「順正」は、明治10年代に設立した順正女学校の名を継承しています。
創設にかかわった福西志計子さんや木村静さんはキリスト者であり、新島襄や留岡幸助、山室軍平、石井十次とも
深くかかわっています。
高梁は、幕末に幕閣として活躍した板倉氏の居城があったところでもあります。
保守の気風が色濃く、明治初年当 . . . 本文を読む
今日は午前中はアムダでボランティアを行っていた。
東日本大震災の支援のかたちも災害発生時当初と変わってきている。
アムダのメイン業務といえる緊急医療支援は地元の医療機関へと機材を含めて渡していったとのこと。
緊急医療は保険診療ではない。
できるだけ早く、本来の保険診療に移行できるように手助けすることが使命でもある。
現在は「緊急支援活動」から「復興支援活動」へと移っている期間ということにな . . . 本文を読む
私は雑誌を定期購読する習慣はありません。
かつてはありましたが。(海外からも取り寄せていましたね。懐かしい)
一昨日、駅で時間待ちのため書店に入ると、文芸春秋6月号が山積みされていました。
買えよとばかりなので遠慮しようと思いましたが、
ペラペラとめくっていると気になる記事が目に入りました。
それもいくつも。
例えば、
・「原発と生きる」12人の証言
・今そこにある富士山噴火、東海、西日 . . . 本文を読む
朝日新聞5月13日オピニオン欄
インタビュー記事:ウールリック・ベックさんは44年生まれ。ドイツ・ミュンヘン大学教授。
とても参考になる内容だった。
原発事故は新しいタイプのリスクという。
それは、通常の事故のように、一定の場所、一定の時間、一定の社会グループに限定されていない。
これを限界のないリスクといいます。
原発事故以外にグローバル化した金融市場、気候変動(ヒトがかかわる)、テロリズ . . . 本文を読む
5月11日から上映が始まった「ブラックスワン」。
バレエ、音楽、ナタリー・ポートマンの見学です。
舞台はニューヨーク。
バレエ団の公演が「白鳥の湖」に決まる。
問題は、主役の白鳥を誰が舞うか。
ナタリー・ポートマン演じるニナは、白鳥ならベストと評価されながら、悪魔的な役の黒鳥を演じる力がない。
それでもニナは主役に抜擢される。
ライバルからの執拗な嫌がらせ、母親からの過剰な干渉に精神を病 . . . 本文を読む
本日は福島原発で大きな動きがあった。
・高濃度汚染水の海への流出。
・1号機は燃料棒からウランがすべて落ちて圧力容器の底に溜まっていることが判明。
厳しい。
問題を抱えている原発が4機もあるということの厳しさを改めて思う。
これでは、工程表は絵にかいた餅。
本当に厳しい。
このような日に吉村昭さんの『関東大震災』を読むのはつらい。
流言飛語の恐ろしさに背筋が寒くなっている。
今夜はこれ以上 . . . 本文を読む
今日はアムダで新聞記事のファイルをしていた。
最近の東日本大震災の記事や少し前の記事をまとめていた。
アムダはおびただしい数の海外医療支援を行っているが、少し前の災害は私の記憶に残っていない。
こんな災害もあったのかと思うこともある。
小さいな災害ではない。大災害ですら記憶が薄れている。
去るもの疎し ではいけない。
ファイル整理は組織を知る一番の早道だが、
新参者にとって、25年のアムダ . . . 本文を読む
昨日、父親が床につく手伝いをしていたら、
「ようわからん」とつぶやいている。
「覚えられないんやね」というと、
「ボケたなあー」と。
父親はデイサービスに週4日出かけているが、帰宅後に何をしてきたか聞かれても
「ようわからん」と話す。
尋ねられると、「ようわからん」と答るか。適当にお茶を濁すことになる。
聞かれることが苦痛になっている。
介護保険の認定調査もいろいろ聞かれるので嫌そうだ . . . 本文を読む
今日は「アムダでボランティア」の日です。
10時から3時過ぎまで先輩の方々からいろいろ教えてもらっていました。
資料のファイルや郵便物の発送なども重要な役割ですが、これも簡単ではありません。
足手まといにならないようにできればよしです。
今日のブログは、表題の映画『狩人と犬、最後の旅』について書いてみましょう。
とても素晴らしい映画です。
ノーマンという名の白人の狩人の日々を淡々と描いていきます . . . 本文を読む
4月24日に出席させていただいた「男性介護者の会岡山」に続き、
本日開かれた集まりにも参加させていただきました。
まだ2回目の参加です。
いろいろお話をお聞きしながら、少しずつ理解できてきたように思います。
4月24日に参加させていただいて一番印象深かったことは、男性介護者の会にも関わらず、参加者に女性が多いことでした。
会の事務局長はなんとチャーミングな若い女性でした。
これは介護の先輩 . . . 本文を読む
ツイッターにおいても様々は意見がつぶやかれています。
流し読みするのも大変な量です。
日頃から原子力のエネルギー利用についてつぶやかれている方は昨夜からの意見表明もその延長線ですね。
特徴的なことは政治家がほとんどつぶやないことです。
野党各党の対応はなかなか難しいでしょう。
発言がない理由はわかります。
日頃から脱原発を主張している人々は、昨夜の高揚から一休憩ですね。
一方、現在の原 . . . 本文を読む
ベルリン・フィルの指揮者であるサイモン・ラトルによる「教育プロジェクト」は、
2003年に始まった。
サイモンはベルリン・フィルの指揮者に就任したのは前年の9月だった。
ベルリン・フィルと共演するのはベルリン在住の26カ国の生徒や学生250名。
カメラはもっとも厳しい環境の学生たちをフォーカスする。
ダンスを知らない、クラシック音楽も知らない子どもたちだった。
教師も生徒たちの可能性に限界 . . . 本文を読む