北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

参加すると良いことが ~ ゲリラ豪雨予報

2009-10-27 23:45:34 | Weblog
 地球温暖化のせいなのかどうか分かりませんが、最近の天候は振れ幅が昔よりも大きくなりました。

 昔では考えられなかったような集中豪雨があったり、その回数が増えたりしています。

 最近の気象用語でよく出てくるのが「ゲリラ豪雨」。天気図などからは判断出来ないようなごく狭い地域に発生する積乱雲によって、一部だけに集中的に雨が降る現象です。

 これをなんとか予報しようと言うので、新しい試みが始まって成果を上げています。そのキーワードが「市民参加」って…?
 

---------- 【ここから引用】 ----------

ゲリラ雷雨予想を70%的中!メール&WEBサービスとは 2009年7月21日 東京ウォーカー
 http://news.walkerplus.com/2009/0721/13/





 梅雨は明けたけれど、次に心配なのはいつどこで起きるかわからないゲリラ雷雨。そんな突発的な被害を最小限に抑えるための2つの画期的サービスがウェザーニューズで本日7/21からスタートした。

「当社の調べによると、ゲリラ雷雨は昨年非常に多く、8、9月に東京だけで172回も起こりました。今年も例年よりは多く、120回程度の発生が予想されます」とはウェザーニューズ広報の上山さん。それではどのようなサービスで対策をとれるのだろう。

 まず1つ目は、登録した地点にゲリラ雷雨が発生する可能性がある場合、メールで知らせてくれる「ゲリラ雷雨メール」。昨年に引き続き2度目の実施だが、昨年は登録できる地点が1か所のみだったものを、3か所に増加。“自宅&会社&スポーツクラブ”というようによく利用する場所を登録すれば、事前にゲリラ雷雨発生の可能性がメールで届き、事前に対策できるというワケ。

 しかも昨年、同社はこのシステムにより東京で76.7%のゲリラ雷雨を捕捉し、平均38分前のメール配信に成功! 5万6542人が本サービスを利用し、92%が“役に立った”と評価しているという。ちなみにサービスの利用は携帯サイト「ウェザーニュース」の月額315円会員の登録が必要で、今年は10万人の登録が目標だそう。

 こんな高い捕捉率なら、さぞかしもの凄いコンピューターが確率をはじき出しているのだろう、と思うかもしれないが、実はそうではない。意外にも“クチコミ”による情報が主になっているのだ。

 情報源は、“ゲリラ雷雨防衛隊員”と呼ばれる携帯サイト登録会員。隊員が“現在の天気”“雲のある方角”“雲の成長具合”“雷鳴の有無”“肌で感じた感覚”などを入力し、写真などと併せて送信。現地からのリアルタイムな情報をもとに気象予測を行うことで、従来の観測機では捉えることが難しかった局地的な積乱雲の発生・発達を捉えることに成功したのだ。

 まさにネット社会の賜物といえる。「昨年は1万人以上の方が隊員として参加してくださり、全体で約70%の捕捉率となりました。会員数が多ければ多いほど捕捉率は上がります。昨年、捕捉率90%のエリアもありました。今年は会員数2万人、捕捉率を全体で90%まで高めることが目標です」と、上山さん。

 また、もう1つのサービスは、同じく隊員からの情報を元に今、どこでゲリラ雷雨の危険があるかが一目で把握できるという“日本初”の試み、「ゲリラ雷雨情報」もWEB上でスタート。ゲリラ雷雨防衛隊員から寄せられる、“今”の空の情報をリアルタイムに更新し、雲の様子をもとに、“ゲリラ雷雨”の危険性を表示するのだ。

 危険が無いと判断される“無色エリア”、3時間~1時間以内に発生の可能性があると見込まれ、注意を意味する“黄色エリア”、1時間以内に発生の可能性があると判断され、発生直前を意味する“赤色エリア”の3段階で表示。外出先を事前にチェックしてから出かけることができて便利だ。こちらはウェザーニューズのサイトの無料登録で閲覧できる。

 ただズブ濡れになるだけでなく、落雷や土砂崩れ、水害など深刻な被害も問題となっているゲリラ雷雨。事前情報をキャッチして、各々で対策を練る必要性を、そろそろ考えてみては?【東京ウォーカー】

---------- 【引用ここまで】 ----------

 どうでしょう、おわかりいただけましたか。自分に役立つ情報が欲しければ、自分自身も身の回りの情報を提供する側に回ることが大切。そしてそう言う人たちが増えることで情報の精度が上がり、自分自身もより質の高い情報が得られるというわけです。

 「市民参加」などというと、能力があって頑張りやの市民達がボランティアで参加する、というイメージが強くて、自分とはあまり関係がないなどと思っている人も多いのでは。

 そんな肩肘張った無理をした参加ではなく、自分自身が良いものを得ようと思ったら、自分も出来る範囲で差し出せばよいのです。

 相田みつをさんも、「みんなが欲しがれば足りなくて、みんなが差し出せば余る」というようなことを言っていましたが、同じような考え方ですね。

 一人一人に繋がりがなくても、ネットを利用して繋がれば、コミュニティに類する役割を果たせるというのが面白いですね。

 日本人に合いそうな情報収集のやり方かも知れません。
コメント
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