長かった連休が明けて今日はまたバスにて出勤。
新型コロナウィルスの感染拡大のためバスのダイヤは平日も日曜・祝日ダイヤ運行になっていて、そのためなかなかバスが来ない。
ようやく来たバスは、運転手さんの真後ろの席には「座らないでください」という運転手さんへの感染対策が行われていました。
バスの中では座席に座ればソーシャルディスタンスもなにもあったものではなく、隣の人とは肩を接する形にならざるをえません。
皆前を向いて会話をする人もなく、シーンとしたままバスは進み予定のバス停で降りたときには、内心(あれ、バスの中で触った場所はどこだったっけ)と他人の触ったところを自分も触ったかどうかが気になって仕方がありません。
おそらくずっとこういう精神状態が今後も続いてゆくのでしょう。
都会というのは、互いの距離を縮めてぎゅうぎゅう詰めの効率性で単価を下げてビジネスをやりやすくしている場所です。
それが距離をあけざるをえないとなると、この効率性が失われてゆきます。
劇場は満員にはできず、飲食店も向かい合わせには座れず、ワイワイガヤガヤしてはいけないという価値観の転換があると、今後規制が緩んで各店舗が開店したとしても、当然利用は落ち込んでしまいます。
次第には、『賑やかに楽しむことに対する罪悪感』も芽生えてきそうです。
先日は自粛期間中に豊平川河川敷でバーベキューをしていた若者グループがマスコミでもやり玉に挙がっていました。
自分が我慢している分、他人が我慢しなかったり楽しんでいたりすることに世間が嫌悪感まで抱くようになってきているようです。
そのストレスもまたコロナのせいなのですが。
楽しみにしていた然別湖の期間限定釣りイベント「グレート・フィッシング」も初夏の期間は中止となりかなりがっかり。
ポストコロナ時代の楽しみってどういうことになるのかなあ。