先日なじみのパソコンショップへ行きました。
今のノートパソコンは調べてみると8年も前のもので、立ち上げるとややしばらく固まってしまい、長い時間操作ができないという症状が出るのです。
まあ古いので仕方がないと思いつつ、どうしてもだめならそのショップで新しいノートに買い替えてもいいという気持ちでお店に行ったのです。
そのパソコンショップには「ワンコイン診断」という、500円でパソコンを診断して相談に乗ってくれるサービスがあるので、それをお願いしました。
担当してくれた方は、私のパソコンを立ち上げてパフォーマンスをチェックすると、「うーん、CPUにもメモリにもまだ余裕があるんですが、立ち上げたときの起動ドライブの負荷が遅くなる一番大きな原因だと思います」と渋い顔。
「それって原因と改善方法はあるんでしょうか」
「これは日常のパソコンの使い方でかなり変わります。お客様は普段はこのパソコンを使われていないのじゃありませんか?」
「はい、出張の時に持参するくらいなので月に1~2度くらいしか開かないし、コロナ騒動でずいぶん開いていません」
「まずはそこでしょうね。パソコンの処理速度が遅いのは仕方がないとして、改善アドバイスは2つです。①まず頻繁に開いてネットに接続すること、②終了するときはある手順できっちり終了させること、この2点をやってみてください」
「それでどう変わるんですか?」
「まあ一日一度くらいのペースで頻繁に立ち上げてネットに接続しておくと、いろいろな更新プログラムをそのときに取り込むので、立ち上げてすぐの読み込み時間ロスを防げます」
「ははあ、なるほど」
「それと終了ですが、一般には『シャットダウン』でやる方が多いのですが、これだと電源が落ち切らないので、以下の手順の方をお勧めします。画面左下の窓マークから【設定】→【更新とセキュリティ】→【回復】→【「PCの起動をカスタマイズする」の下にある「今すぐ再起動する」をクリック】→画面が青く変化してオプションが表示されるので、ここで【PCの電源を切る】で終了。これは覚えておいてください」
その理由は説明すると複雑で長くなりますが、windows10はこのやり方でシャットダウンする方が良いということは覚えておいて損はありません。
私も普段使っているミドルタワー型のパソコンはこれでシャットダウンしているのですが、普段使わないノートパソコンではさぼっていました。
まずはこれで調子を見てみるとしますか。
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ところで、(良いのがあれば新しいノートに買い替えよう)と意気込んでお店に行って店内を見て歩くと、めぼしいノートパソコンはほとんどが完売状態。
箱型の大きなパソコンはずいぶん並んでいたのですが、なにしろノートパソコンはありません。
診断を受けた後に「ノートは売り切れが多いんですね」と訊ねると、「ええ、いくつかの要因が重なって品薄になっています。一つはCPUメーカーのintelの工場がうまくいっていなくてCPU供給能力が下がっていること、二つ目はコロナウィルスのためにリモートワークが増えたため自宅にパソコンで写すカメラの需要が高まっているものの、中国が原因で供給不足に陥っていることから『じゃあカメラが付いているノートパソコンでいいや』となってノートパソコンが俄然売れているというわけです」という答え。
「ははあ、いいのがあればほしかったんですが」
「店頭販売用にはなかなか回ってこないので、うちのサイトからネットショッピングで申し込まれるとわざわざ店に来るよりは早く手に入ると思いますよ」
なにか騒動が起きると、需要が一気に減って売れないものがある一方で、皆が欲しがって売り切れてしまうものが増えてしまうものです。
何もない日常がいかにありがたかっことか。
その後家で言われたとおりにやってみると、少しは早くなったような気がします。
さて、これでだめなら新しいノートに新調しようっと。