いよいよ紅葉が見ごろになってきた秋の札幌。
せっかくなのでカヤックで水面から紅葉を楽しんでみようと今回は定山渓に向かいました。
定山渓には豊平ダムによるダム湖周辺の紅葉が楽しめるメジャーな行楽地があるのですが、今回は同じ豊平川の下流部で、定山渓温泉の中を一の沢ダムによってせき止められている「舞鶴の瀞(まいづるのとろ)」というところに行ってきました。
両岸がそそり立つ岩場のなかを緩やかに川が流れて、紅葉の季節には木々が色鮮やかになるというので、カヌー、カヤック、サップなどの良ポイントになっています。
渋滞の中をちょうどお昼ごろに現地に到着したのですが、すでに河原にはカヌーやバーベキューを楽しむ人たちの車がぎっしり。
ようやく一台分の駐車スペースを見つけて車を止めることができ、そこからカヤックの用意開始です。
今日は温泉街の宿泊客の皆さんなのか、すでに二十台近くのカヌーが用意されていて、我々が用意している頃にパドルを握った皆さんがぞろぞろと到着してきました。
そそくさと用意をしてさっそく漕ぎ出し。
少し下ると浅瀬があって、フィンのついている私のカヤックでは下れずに一度降りて浅瀬を渡るという苦労はありましたが、そこを過ぎると広い湖面の前方が屏風のような綾錦が見事です。
浅瀬を回避しながら流れ込む支流に入り込んでみたりしながら快晴の紅葉を様々な角度から眺めます。
帰りもまた逆光になると光の具合が変わってまたきれい。
錦大橋は橋全体が赤に塗られているのですがそれもまた紅葉に映えて美しく、公共事業が景観形成に大いに貢献している素晴らしい事例だと感じました。
もう少し経つとさらに赤みが増しそうですが、紅葉は何といっても天気とのバランスなので今日のどこまでも青い空は紅葉を楽しむのにはうってつけの一日となりました。
家から1時間くらいでこんな素敵な紅葉が楽しめるとは、札幌はやっぱり良いまちです。
カヤックで北海道の紅葉の醍醐味を大いに味わいました。