北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

丸駒温泉から支笏湖遊覧船の旅

2021-07-22 23:12:03 | Weblog

 

 支笏湖畔の丸駒温泉。

 お料理も美味しかったし秘湯の温泉は素晴らしいお湯で、夜は少し涼しくもあり、と最高の一夜でした。

 昨日チェックインするときにもらったチラシに、「桟橋から遊覧船体験ができます」とありました。

 遊覧時間は約30分で、朝9時出発と9時40分発の2便あるとのことでしたが、「なかなかこういうのを楽しむこともないから乗ってみようよ」と、朝9時出発の便に申し込みました。

 朝起きてみると、昨日とは打って変わって曇りの天気。遠くの山々も雲が下がって見えません。

 それでも高い波が立ってはおらず、船は無事出航。乗客は私と妻の二人だけの貸し切り状態での贅沢な支笏湖遊覧を楽しむことができました。

 出発してすぐに、丸駒温泉を見下ろす恵庭岳の頂上が少しだけ顔を出してくれました。今日は全般に雲が低かったのでグッドタイミングです。

 
 船は高速で恵庭岳によってできた、支笏湖の北側のくびれを過ぎて湖の西側へと向かいます。

 その先には今はもう閉鎖となった奥潭(オコタン)キャンプ場の名残が見えました。

 まだオコタンペ湖の前の道が通じていたときに釣りに来た記憶がありますが、その後の災害でオコタンペ湖までの道は今は国道453号線からすぐのところで通行止めになってしまいました。


 さて船は、そこからは少しゆっくり目に湖岸沿いを東へと戻ってきましたが、岸からすぐに急に深くなる様子が水の色でわかり、支笏湖の深さが理解できました。

 途中に切り立った断崖があって、そこはアイヌの伝説で熊を追い込んで上から落としてしとめた「熊落としの崖」と呼ばれる場所なんだそう。

 今はもう見られない場所や、湖上だからこそ見られる景色というのはスペシャルな体験です。

 札幌にいても丸駒温泉にはめったに来ませんし、来ても遊覧船にはほとんど乗ることはないでしょう。

 でも一生に一度の特別な体験だと思って、乗ってみることをお勧めします。

 支笏湖や恵庭岳の、普段とはまた違った姿をみることができました。

 カヤックで来てみたい気がしますが、風が少しでも吹くと波が立つのが支笏湖です。

 まだ観光客が本格的に戻っていない今ならではの、遊覧船の旅、いかがですか?

 

 
  【二階はこれまた特等席です】

コメント
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