先日、妻が「コーヒー豆を安く売っているところがあるから買ってきて」とお使いの指令がありました。
欲しい豆の種類と袋の数のメモを受けて、コーヒー屋さんに行きその豆を買ってきた私。
翌日の朝、コーヒーの良い香りがして出されたコーヒーはほど良い苦みと酸味のバランスが良く美味しいコーヒーでした。
「やっぱり良い豆のコーヒーは美味しいねえ」というと、妻は「それ、スーパーで買った昨日飲んだ豆と同じやつだよ」と大笑い。
「えー?昨日買った豆をすぐに飲ませてくれたんじゃないの?」
「まだ開封した豆が残っているんだからそんなわけないでしょ(笑)」
妻はさらに「今のあなただったらインスタントコーヒーを出しても、『これ、美味いなあ』って言いそう」と大爆笑。
いやはや思い込みは恐ろしい。すっかり前日に買った高級な豆のコーヒーを飲ませてくれたものと思い込んでしまい、ひとたびそう思い込めば普通の豆のコーヒーでも美味しく感じてしまうのです。
思い込めば偽薬でも効くということを「プラシーボ効果」と言いますが、気は持ちようということでしょうか。
そう言うと妻はにっこり笑って、「あなたはコーヒーの味はどうでもいいんじゃないの」と一言。
ううむ、僕だけ粉のインスタントコーヒーにされそうですぅ。