【NHKテレビより】
いろいろと毀誉褒貶の多い北京オリンピックですが、政治的な思惑は別にして純粋に選手たちが頑張るスポーツとしてはやはり一流の選手同士の戦いに連日目を奪われています。
冬季オリンピックとなると北海道出身の選手たちも多く、地元愛も相まって応援にも力の入る日々。
特にここ数日は女子カーリングのロコ・ソラーレが頑張り、予選最終戦で悔しい敗北の涙を流した後に、ライバルが破れて他力本願ながら上位4傑に入っての準決勝進出を果たしました。
試合中の苦しい局面でもしっかり声を出し合って、ミスにも笑顔を絶やさずとにかくポジティブで前向きな試合ぶりにはどうしても応援しないわけにはいきません。
今宵は昨日負けたスイスとの日を置かずしての連戦でしたが見事な試合ぶりで雪辱を果たしました。
日本のカーリング史上初めてのオリンピック決勝進出ということで精いっぱい頑張ってほしいものです。
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ところで、このロコ・ソラーレに代表されるカーリング競技を支えているのが公益社団法人日本カーリング協会です。
こちらは1984年に北海道で創設されて、2011年には公益社団法人化されて日本のカーリング競技の普及・振興のために、協議の指導や各種競技会の開催を行っています。
さらに国際大会への代表選考や派遣なども行い、広くカーリングを広めようと様々な活動に取り組んでいます。
そしてこのカーリング協会の会長がなんと日本最北端の都市稚内の建設会社錦産業の会長である貝森輝幸さん。
仕事柄ご本人にお会いする機会もあって、「どうして貝森さんがカーリング協会の会長を務められることになったのですか?」と訊いた時には、「橋本聖子(参議院議員)先生とのご縁でしょうね」と笑っていましたが、一地方都市の建設業者さんがこのように国際的にも活躍する競技団体のトップというのも珍しいのではないでしょうか。
ロコ・ソラーレの頑張りと活躍で知名度の上がっているカーリングですが、まだまだ競技としてはマイナーで、そもそも全国を眺めると質の高い競技場が充実しているわけではありません。
貝森会長のいる稚内では4レーンの専用競技場ができて地元の高校生が冬季スポーツとしてカーリングを楽しんでいます。
【稚内市みどりスポーツパークのカーリング場】
一方、2030年の冬季オリンピック誘致に向けて機運を高めたい札幌ではこの人口にして競技ができる場所は「どうぎんカーリングスタジアム」と美香保体育館くらいなもので、チーム数は数多くあるものの練習や試合のための競技場がなかなか抽選で当たらないと嘆いているくらい。
もっと競技を支援してあげたいものだ、と思っていたところ、先日ある友人と話していて企業によるスポーツ支援に話が及びました。
彼の会社では企業イメージを高めるために何かのスポーツにお金を出して応援したいということで、社内でどんなスポーツを応援したらよいかを社員にアンケートしたのだそう。
「へえ、それこそカーリングなんて北海道らしくていいんじゃないの?」と私が言うと友人は、「あー、そういう声もあったなあ。でも結局は女子ゴルフになっちゃったんだ。発想が貧困だよな」と残念そう。
スポンサーになるにしても、メジャーなスポーツでは他のスポンサーに紛れてしまいがちなので、もっとマイナーなスポーツで将来性に期待できるようなものに早くから継続的な支援をしてこそ、感謝もされるのではないか、と思ったのでした。
北海道らしい競技で世界を目指せる競技があるって良いですね。
いよいよ決勝、頑張れロコ・ソラーレ!