北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

編集作業の悩み ~ 昔あるあるの是非

2020-08-24 23:51:21 | フライフィッシング

 

 ある会報の編集作業を担当しています。

 原稿は作者の意図を大切にする編集方針で、文章にはできるだけ手を入れず修正は誤字脱字程度に留める、ということとしています。

 ところが出てきた原稿を一読しているとたまに「これは…いいのかな」と悩む内容のものがあります。

 それは、もう40年~50年前のことながら、「賭けマージャンで先輩にだいぶやられた」とか、現代ならいじめにあたるような厳しい仕打ちを受けた・与えた、というようなこと、さらには柿泥棒のようないたずらっぽい出来事などです。

「賭け事も『いくら払った』と書いてないからいいのじゃないか」
「40年も前の事なら、『当時はそういう時代だったねえ』というもう歴史上の史実ですよね」
「柿泥棒はサザエさんの漫画でも、叱られているシーンが描かれている」

 そんな意見を出しながら結局は作者の書いた内容を尊重することがほとんど。

 現代の価値観で過去のできごとを判断してはいけない、とは思います。

 でもそんなことを反省するとか、悲しいと振り返るのなら納得もできるのですが、まるで武勇伝のように自慢するのはちょっと違うかな。

 後々評価を受けるのはあくまでも書いた方本人なのですが、編集担当としてはちょっと悩む途中作業なのでした。

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