今日10月8日は「蕎麦の日」なのだそうです。
その由来は、10=十は「そ」、8=八は「ば」と読めることから、「美味しいそばをもっと多くの人に味わってもらいたい」という語呂合わせ。
この記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されたものらしくて、特に蕎麦に関わるところからの発想ではないようです。
秋は新蕎麦の季節で蕎麦の美味しくなる季節です。
ここのところ、お昼に「牡蛎そば」を食べる機会が続きました。
はじめは、釧路市の「玉川庵」さん。
こちらの牡蛎蕎麦は、暖かい蕎麦にごろりとした牡蛎が6~7個入った豪華なもの。
釧路の近くでは厚岸湾の牡蛎が大きくて美味しいことで有名ですが、こちら玉川庵さんはご主人が元々厚岸でお蕎麦屋さんをやっていて牡蛎との出会いがあったのだとか。
釧路では東屋さんという更科系のお蕎麦屋さんが地元民のソウルフードになっていて、田舎系の太い蕎麦はあまり人気が出ないように思います。
そんな食文化風土の中にあってこちら玉川庵さんは、牡蛎蕎麦で、しかも野太い感じの田舎蕎麦で頭角を現しているお店です。
鰊番屋を模したという店構えも風情があって、釧路へ行く機会があれば、牡蛎の季節にはぜひ訪れてほしいお店です。
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お次は札幌市南区の「正直庵」。国道453号沿いで「札幌芸術の森」の手前にある手打ちのお蕎麦屋さん。
私が札幌市内で一押しのお蕎麦屋さんなのですが、今回は約10年ぶりの訪問です。
こちらでの「牡蛎蕎麦」は、冷たい蕎麦を牡蛎の入った暖かい汁につける蕎麦。
蕎麦はいつもどおり美味しかったのですが、牡蛎の風味が強くて、蕎麦の美味しさを味わうならシンプルな方が良かったかな。
しかしこちらは店内に、使っている蕎麦粉が茨城の「常陸秋そば」と道東摩周の「きたわせ」です、とまで掲示してあって、蕎麦粉へのこだわりが伺えます。
滝野公園事務所に勤めていたときは、こちらから蕎麦粉を売っていただいて職員と蕎麦パーティをやったことを思い出しました。
以上、牡蛎そばの話題をふたつ。
新蕎麦の美味しい季節になりました。
蕎麦を通じて季節をお楽しみください。
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