先日恒例の両親が介護サービスを受けるべく、地域包括支援センターに連絡を取りました。
いろいろと息子から見た親の状況をお話した後に、次にはセンターの担当者さんが両親を訪ねて直接話を聞いてくれました。
両親の強い希望として、①父が一人で風呂に入れなくなり、母が頭を洗ったりする世話が大変、②母も腰が曲がって歩くのが辛くなり、リハビリ系のサービスを受けてみたい、ということが挙げられました。
母は要支援1で父は要介護1ということで、父の介護サービスを決めるには居宅ケアマネさんが必要という事で、包括支援センターの担当者さんと要介護も要支援も担当できる新しいケアマネさんと私とで、両親を交えた五者会談が設定されました。
改めて上記の主には母の要望を受ける形で、①父には入浴ができて一日いられる送り迎え付きのデイサービスを週に2度利用する提案、②母にはやはり送り迎え付きでリハビリ系のサービスが半日受けられるデイサービスの提案、がありました。
父は終始ニコニコと笑っていましたがおそらく今日のことはもう明日は覚えていないでしょう。
母は頭がしっかりしているので終始ちゃんとした受け答えをこなして、それぞれ10月第一週からまずは施設を体験利用してみることにしました。
「これは体験という事で、イメージが合わないとか好みではないということであれば違う施設をご紹介します。もしここで良い、ということであれば、その後は施設とご本人様とが契約をしていただいて料金などを引き落とすという手続きに移ります」
まずはとにかく施設でのサービスを受けなれてみることから始めてみます。
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母が気にしていたのが、今後万が一母が入院などして家を守れなくなった時の父の世話の点でした。
これは「お父様ならショートステイで29日間まで宿泊サービスが受けられます」ということでしたが、「今日明日に父を泊めたい、という希望にも対応できますか」と訊くと、「この町で家の近くで、となるとちょっとそれは難しくて、遠くの施設を探すことになりますね」とのこと。
そろそろいろいろな「万が一」にも備えておくことが大事になってくることでしょう。
新しいケアマネさんは、「ご両親様は何かお薬を飲まれていますか?」と質問をして両親の通院や投薬状況をつぶさにメモしていました。
「施設で何かあったときに普段の健康状態やお薬の情報が必要になるものですから」
こういう高齢者を何人も抱えて介護サービス施設との橋渡しをするのは相当大変だろうな、と介護を担う皆さんの苦労の一端を現実に思い知りました。
お二人は両親に話しかける時もゆっくりと大きな声で話をしてくれて、そういうところの気遣いも感じられました。
次第に介護が現実になりかけている今、まずは動き始めてみることが大事です。
両親の反応が楽しみです。
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