北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

依存症から脱却するシステムとは

2021-04-22 21:50:28 | Weblog

 

 昨夜は新潟出張で自宅に着いたのも遅かったのですが、今日はまた早朝から北見~網走への出張です。

 北見では知人の業者さんたちを訪ねて地域情勢を探ります。

 ある会社で若い副社長を訪ねた際に、話題がタバコのことになりました。

 その副社長さんは、あるときにそれまでの火をつけるタバコを電子タバコのアイコスに替えたそうです。

 アイコスは目に見える煙が少なく、副流煙を近くの人が吸うリスクが格段に減ることでタバコのデメリットを大きく減らしたように見えます。

 ところが彼は「でも実際吸っていて、たばこへの依存性は今での煙タバコよりも強いように感じます」と言います。

「ほう、それはなぜですか?」
「実は両親は、母親が病気になった際に両親ともタバコを止めたんです。でも私はアイコスに替えるところにとどまりました。でもここまでくればもう少しで止められるかな、とも思いました」

「でもそれが難しかったですか?」
「ええ、これって、吸う道具が充電式なので、充電がなくなると吸えなくなります。それはそれで諦めが効くんですが、充電していると充電完了のサインがピピっと鳴ります。それが『もう吸ってもいいよ』という催促に感じられるようで、充電されると『さあ、吸うぞ』という気持ちになってしまうんです」

「ははあ」
「そんなこんなで、喫煙に対する後ろめたさが消える一方で、定期的に催促されるようなサイクルによって、禁煙しようという気持ちになり切らないように思うんです。まあ意志が弱いと言ってしまえば、それまでなんですが…」

 私自身はタバコを吸わないので喫煙者の気持ちはわかりません。

 ただ、タバコ以外にもネットやゲーム、動画視聴など依存症になりかけている人には、そうなりやすいシステムに陥っている可能性があります。なのでそれを『意志が弱いから』と断じてしまうのではなく、だんだんに止めたくなるような、辞めざるを得なくなるようなシステム的な対応が必なのではないかと思います。

 禁煙にも、突然一本も吸わなくするのではなくニコチンパッチをつけながら順々に本数を少なくするような治療アプローチがあります。

 ストレスをためすぎないようにしつつ、次第に依存する気持ちを脱するような工夫にはどんなことがあるでしょうか。

 禁煙に成功された方はいますか?

 

 

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