北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

日常生活を守る機械の力 ~ 志と人力だけでは限界があるのです

2024-01-17 22:10:00 | Weblog

 

 昨日の大雪はさすがに心が折れかけました。

 札幌は市内中の大雪のために普段は来てくれる夜中の道路除雪も来てくれず、よほど忙しかったのでしょう。

 ここのところ「除雪は雪国の定め」と、雪を壁際に固めては淡々と公園まで運ぶという人力運搬排雪を行っていましたが、さすがに連日となるとスタミナが次第に削られてきました。

 日々の平均の歩く歩数がここ1週間の平均で1万歩を超えました。

 しかもただ歩くだけではなく、重たい雪をスノーダンプで公園まで運び、周辺住民が持ち込むので雪の斜面になったところをかけ上がって雪を捨てることを繰り返しているので、使うエネルギーはただのウォーキング以上のものがあります。

 ついに、左ひざに疲労による痛みが出てきて今日は溜まった雪の運搬も自重しました。

 まずは体調を整えて、体を元に戻しから少しずつ再挑戦です。


      ◆

 

 札幌市内は道路交通もめちゃくちゃで、片側2車線の道路がほとんど1車線になってしまい、各所で渋滞が発生しています。

 バスもなかなか来ないし、乗っても速度が出ません。

 おまけに住宅地などの道路上の雪も削られていないのでかなり厚い状態になっており、これで暖気が入ると一気に緩んであちこちで雪に埋まって車が動かなくなるスタックを引き起こしそうです。

 今の時期からの運搬排雪となると除雪予算が心配されますが、一度やっておかないとそろそろ市民生活が脅かされてきています。

 そして結局、除雪は機械力が勝負。

 自治体によっては行政が自ら高価な機械を持たずに民間建設業者の機械を頼りにして除雪をしているところもあるのですが、これはつまり民間事業者が細ると除雪や災害時の対応ができなくなる恐れがあります。

 日常の生活が維持できないような自治体からは魅力が薄れて人は離れてしまいかねません。

 ITだAIだ、と言われますが、実際の日常生活は機械の力を上手に活用することで効率的に回っているのですから、こうした現実をしっかり受け止めて暮らしを支えることを大切に考えてほしいものです。

 もっとも、うちの近くの公園への運搬排雪は、人力で持ち込む雪だけ、ということになっています。

 ここに機械が使えないのは、元気な住民が多いうちは良いけれど、高齢化してくるとルールを変えないといけないかもしれません。

 まずは早く膝を直します。 

 

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歳を取るといろいろと不具合も出てくるもので

2024-01-15 23:00:51 | Weblog

 

 連日の疲れが影響したのか、口唇ヘルペスを発症しました。

 唇の先端に違和感を感じたのは昨日の朝のこと、急いで病院からもらって飲み残しとして取ってあったヘルペス用の錠剤を呑んで、今朝は一番に皮膚科を受診しました。

 この病気はウィルスによるものなので、発症したらできるだけ早く飲み薬で叩くことが一番で、手元に薬をとっておくことがとても大事になります。

 医師からは「出た薬は飲み尽くしてくださいね」と言われるのですが、取っておくためには飲み残さないといけません。

 そのことを伝えると、「月が替われば常備薬として処方できますから、そちらの方をお勧めします」と言われました。

 口唇ヘルペスは何度も発症するうちにごく初期の異変に自分で気づくようになるので、手元の薬は手放せません。


     ◆


 皮膚科ではついでに体の保湿用の薬も処方してもらいました。

 歳を取るとともに空気が乾燥するこの季節に皮膚が痒くなるようになりました。

 特に熱いお風呂や温泉に入るとてきめんに痒さが増してきます。

 お薬と共にワセリンをもらって、薬と同時に体に塗って保湿をするように心がけていますが、こういう体のメンテナンスも歳なのでマメにこなすしかありません。

 筋肉が必要だとかたんぱく質を取れとか、最近は高齢者にシフトしたような情報が増えたような気がします。

 ラジオなどは高齢者の聴取率が高いので仕方がないのかもしれませんが、「これさえ飲んで/食べていれば大丈夫」といった眉唾な情報には気をつけつつ、自分なりの健康法をみつけてこれを地道に続ける方が良いように思います。

 情報番組ってときどき罪深い感じがしています。

 

 

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地方では免許も取れないんです ~ 人口減少でサービスが受けられなくなる現実

2024-01-14 21:55:57 | Weblog

 

 昨日の、大特の免許を取ったという話の続き。

 地方で暮らすには、一人ひとりが多能工である方が良い、というのが私の持論ですが、ある道北の自治体を訪問した時の事です。

 私の話を聞いてくださった担当者の方は、私の意見に賛同を示しつつ、「しかし小松さん、私の町周辺では、大特の免許を取ることができません。申し込む人数が少ないので自動車学校がそれを教習できる担当者を置けないんです」

「そうすると、大特の免許を取りたいと思ったらどうするのですか?」
「このあたりだと旭川まで行かなくてはなりません。そのうえで必要な教習単位を取るまでそこにとどまって免許を取得しないと行けないのです。なので、宿泊代など大きな負担が伴います。自動車学校にも要望をしていますが対応していただけていないというのが現実です」

 人口が減ると、様々な需要が減りサービスも物もそれに見合った供給しかできなくなり、そのサービスが受けられなくなります。

 こうした現実が地域には重くのしかかってくるので、いかにこれを乗り越えるような工夫ができるかがカギになります。

 例えば教習所の先生も何でも教えられるような多能な教師になることが必要かもしれません。

 行政や業界が特別な制度や取り組みを行うことが必要かもしれません。

 いずれにしても人口が減ることで提供できなくなるサービスを皆で補い合わなければいけなくなります。

 さて自分も含めてお一人お一人には何ができるでしょうか。

 答えはその先にありそうです。

 

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新春初チャレンジの成果 ~ 免許が一つ増えました

2024-01-13 22:29:25 | Weblog

 

 年末から正月にかけてちょっとしたチャレンジをしていたのですが、一つの結果が出ました。

 挑戦していたのは大型特殊自動車運転免許だったのですが、今日検定に合格しました。

 この先に公安委員会の運転免許試験場へ行って免許証の書き換えと交付を受けないといけないのですが、とりあえず自動車学校での検定に合格して交付のための書類をいただいてきました。

 普通自動車運転免許を持っている者であれば、6時間の教習を受ける必要があって一日では2時間まで。

 今の季節は特に大特の免許希望者が多く、年末に自動車学校に入校したあとでなかなか時間がとれなくて、ようやく今日の検定にこぎつけました。

 教習で乗ったのはホイールローダーという機械で、北海道ではよく除雪や雪の積み込みに使われる一般的な機械です。

 運転席には見慣れないレバーが沢山あってまずどぎまぎするのと、運転で言うと車体の真ん中で左右に動く「中折れ」タイプの車です。

 ハンドルを切ると前輪の通りに後輪がトレースするので内輪差がなく小回りが利きますが、それが普通の自動車の運転との大きな違いです。

 発信の前にショベルを油圧で持ち上げてバケットの向きを変えるなどの操作が必要なのですが、普段そんなことはしたことがないので戸惑いました。

 運転そのものは車線変更や安全確認、方向転換、踏切越え、直線での25㎞/h超えなどが求められ、自分で言うのもなんですがまあそつなくこなせたかな、という感じでした。

 実際に作業をするためにはこの後に技能講習を受けなくてはいけないのですが、まあ新春早々、今年の初挑戦がクリアできました。


       ◆

 

《なんでまた今さら…》
 なぜ今になってまた大特の免許を取る気になったのか、ということにはいくつかに理由があります。

 一つにはこれからの人口減少下のまちづくりに立ち向かうための持論として「一人ひとりが多能工でなくてはならない」と主張していたことです。

 昨年は介護初任者研修を受けましたが、これは「介護も一人ひとりが介護をする側に回って、『明るい老老介護』を目指しましょう」と言っていながら、自分が介護もできないのでは口先だけになってしまうという気持ちからでした。

 それと同じように、地域での除雪の担い手が不足している問題では、やはり「一人ひとりが除雪くらいできるように大型特殊の免許くらいもっているべきだ」と主張したいのですが、そのためにも自分がそれをできるようにしていないと口先だけになってしまいます。

 なので、自分がこれからまちづくり論を展開してゆくときに、「あなたにもできますよ」と言う発言の重みを増すためには自分自身が実践をしておかなければならなかった、これが一番の理由です。


 二つ目には、かねてより災害ボランティア一つする場合でも、能登地震の大変な状況を見て分かるように、志はあれどスコップ一丁では大した力にはなれないという事です。

 以前西日本豪雨で泥に埋まった家の復旧・復興を地域の人たちで行っている報道番組を見ていて、ボランティアに参加していたおじさんが「やっぱり機械がないと進まねえなあ」とポツリと口にした言葉が印象的で、機械を動かせるという能力ってやはり持っていた方が良いと思っていたこと。

 そして三つ目に、年末に開発局の機械職の人と話をしていたときに上記のような話になった時にその彼が、「あ、私は大特免許を持ってますよ。技能講習も受けました」と免許を見せてくれたのでした。

 そして「そんなに機械を動かした経験があるわけではありませんが、災害場所でリモコンで重機を動かすときにも免許は必要ですからね」と言った彼の言葉が後押しとなりました。


《そして「意思と能力》 
 以前から私自身「意思と能力」という話をしていて、意思はいつ発動するかわからないけれど、能力は備えるのに時間がかかると理解していました。

 今回は能登地方で災害が予期せず起きたのですが、それに向かうためには被災者支援のための資材や復旧・復興のための資材・能力が必要とされています。

 災害や戦争はいつ起きるかわからないけれど、能力はそのために地道に平時において備えておかなくてはなりません。

 この先災害が発生して自分もそれに加わるようなことがあるとしたならばそのための能力を備えるのは「明日以降のいつか」ではなく「今」しかない、と思い立ってしまいました。

 そんなわけで年末の休みに入った瞬間に自動車学校に駆け込んで申し込みをして年末年始の間に教習を受け、ようやく今日にいたりました。


 我ながらこの歳になって免許取得と言うのはちょっと恥ずかしかったのですが、教官に「こんな歳で取得しようとする人なんているのでしょうか」と訊いてみたところ、「います、います。最高で84歳で取りに来た方もいましたからね」とのこと。

 こんな運転免許など、若いうちに一度取っておけば一生使える技能になるわけですから、ぜひ多能工になることを目指してほしいものです。

 これで私もボランティアとしてできる技能が一つ向上しました。

 「年に一つは新しい挑戦」シリーズはまだ続きます。

 

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車のしゃっくり ~ 最新の車でもこんなことがあるんだ

2024-01-12 20:07:01 | Weblog

 

 一昨年の2月に発注して昨年の1月にようやく届いた新車はトヨタのノアです。

 世界の半導体不足が各所に影響をして、自動車もなかなか作れなかった真っただ中でのオーダーでしたが、11カ月も待たされるとは思いませんでした。

 おまけに、いまだに渡されたスマートキーは一つで、スペアがもらえていません。

 どうやら一月後には渡してくれるという話になっているようですが、現代社会はいざとなると物が手に入らない悠長な時代になったようです。


      ◆


 さて、届いてからは新車らしく快適なドライブが楽しめている新型ノアですが、一つだけ気になる点がありました。

 それはナビとオーディオ類が合体しているディスプレイオーディオからときどき変な音飛びが出ることです。

 ラジオを聴いていると「ヒック」とか「トゥイ」というような音が入ってラジオの音声が飛ぶのです。

 昨年の夏に6カ月点検で見てもらった時にもそのことを伝えたのですが、点検を終えたレポートには「症状が確認できませんでした」という一文が。

 そうなのです、いつ発生するかわからなくて、出てほしい時には出てこないのがこの症状なのです。

 今日は一年点検とオイル交換をすることになっていたので、(今回こそこの症状だけでも確認しておいてもらいたいものだ)と思って、前日に延々ラジオをつけてそれをゴープロで撮影・録音して症状が出るのを記録することにしました。

 それでも撮影を始めてから30分は全然しゃっくり症状が出なくて困り果てていたのですが、50分くらいたったところでようやく一度、そして20秒後にもう一度しゃっくりが出て、それをちゃんと記録することができました。

 早速動画編集ソフトでその部分だけ切り取って、今日は車と共にこの映像をメンテナンスショップの方に送り付けて「こういう症状になるのです」と伝えました。

 現地でもメンテナンス中にエンジンをかけたところ、「その症状が確認できました」とのことで、ようやく症状を認めてもらうことができました。

 担当者の勘では「ナビと何らかの干渉をしているように思いますが…」とのことでしたが、今回は1日での点検だったのでより深くは突っ込めていません。

 一か月後にスペアキーを渡してもらう機会があるので、その時に改めてより詳細なチェックをしてもらうことにしました。

 それにしても機械の不具合だとしたら、こんな症状が出るのは私だけなんでしょうかね。

 もっといろいろなところからクレームがあっても良さそうなものなのですが。

 最新の車がしゃっくりをするというのはなかなか面白い話ではありますが、早く治してほしいものです。

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住民に協力を求める地域づくり ~ 青森市の「バス停スコップ設置事業」

2024-01-11 23:56:39 | Weblog

 

 北広島市で開催されている「2024ふゆトピア・フェアin北広島」の二日目の今日は、冬関連の研究発表会です。

 北広島駅を降りてすぐのところにある北広島市芸術文化ホールを会場に、ホール2会場で一日かけて全部で40編の研究発表がありました。

 私は2会場を行ったり来たりしながら興味ある発表を聞き、時に質問をして充実した一日になりました。

 最近は道路の維持管理を効率化させるIT技術や、AIを用いて人間が判断していたことを代わりに機械にやらせるというような技術開発が増えました。

 路面状況判断や除雪に出るのか出ないのかなど、機械が人間と同じように判断ができればより少ない人出で業務が行えることでしょう。

 特に道路維持や除雪関係は業界が人出不足なのでこうした技術開発への意識も高く、様々な研究が行われています。

 

       ◆

 

 さて、人出不足は地域振興にも影を落としていて、人口減少と少子高齢化によって地域の暮らしが守れないという地域でも様々な工夫がされています。

 今日の発表で興味深かったのは、東北地方整備局青森河川国道事務所の方が発表された「バス停スコップ設置事業による地域づくり」でした。

 日本でも有数の豪雪地帯である青森市では、平成17年から「バス停オアシス化計画」として国道4号と国道7号沿線のバス停に除雪のためのスコップを設置するという事業を展開しているのだそう。

 これはバスが来るまでの待ち時間に、乗客が自らボランティアとして乗り場の雪かきをして乗り降りを安全にしようという取り組みで、もう18年も続いているんですね。

 取り組みとしては毎年24節気の一つである"大雪"の日にスコップ設置式を行いますが、これはマスコミも毎年取り上げてくれる季節の風物詩になっているそう。

 そして置かれたスコップは利用者にしっかりと使われていて、設置されたところでは誰か彼かが乗降場所の雪かきがされているそう。

 また置かれたスコップが盗難にあうといった事件もないそうで、青森市民の民度の高さが伺えます。

 ただこの事業にも課題があって、一つにはこれを推進していた団体である「あおもり雪国懇談会」が令和5年3月に解散したことで、この事業が継承されるのかどうかが心配されています。

 また次の課題は、まだ一部のバス停にしか設置されていないことで、今のところ国道沿線のバス停なので国道事務所も協力できているのですが、他の市道などで設置されたときの保管場所などに課題があるとのこと。

 
 しかし最初の受け皿団体の問題は、青森市内の学生団体が受け皿になってくれそうな動きがあるそうで、もしそうなれば若い人の参加がもっと促されるという効果が期待されるかもしれません。

 また国道管理者以外の道路管理者の協力が得られるかは引き続きこれからの課題です。

 とはいえ、少なくとも専門の事業者が請け負うというビジネスでの維持管理ではなく、志ある市民の協力によって小さな名もなき仕事が行われるというのはこれからの人口減少社会の一つのモデルに違いありません。

 もっと行政が住民に協力を求めることで社会の管理が行われる社会を求めても良いように思うのですがいかがでしょうか。

 青森市内の「バス停スコップ設置事業」に北海道の近未来の姿が見えるような気がします。

 

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北広島市エスコンフィールドで「ふゆトピア・フェア」開催

2024-01-10 23:45:28 | Weblog

 

 今日から明日まで北広島市のエスコンフィールドで「2024ふゆトピア・フェアin北広島」が開催されています。

 「ふゆトピア」は、元々は北海道の積雪寒冷地での暮らしを人々の暮らしを考える意味で、利雪・克雪・親雪などを考える機会にするという北海道での取り組みでした。

 それが、その後東北地方、北陸地方とも連携して、本州では「雪未来」というイベントとして北海道、東北、北陸で持ち回りとして三年に一度それぞれの地域での開催になっており、今年は北海道の北広島市が会場になっています。

 初日の今日は、エスコンフィールドでの企業展示会と、別のイベント広場では除雪機械展示・実演会が開催され、明日は北広島市芸術文化ホールで積雪寒冷地での新技術や取り組みの研究発表会が行われます。

 私はまずはイベント広場での除雪機械展示でのテープカットなどに参加して、それからエスコンフィールドへ向かいました。

 実はエスコンフィールドに入るのは今回が初めて。

 どこから入るのかちょっと右往左往しましたが、ようやく中に入って球場を見渡す外周の通路から野球のグラウンドを見ることができました。

 グラウンドにはなにやら銀色で鉄製と思われる柱のようなものが何機も置かれていて何かと思いましたが、どうやら芝生に光を当てる装置なんだそう。

 電光掲示板にはでかでかと「2024ふゆトピア・フェアin北広島」と表示があります。

 エスコンフィールドには一階入り口にちょっとした広場があってここが企業展示の場所になって、雪を融かすための最新技術など雪に関する技術を展示しています。

 私が興味があったのが、自治体が除雪業務の運行を管理するシステムで、除雪車量にGPS端末を取り付けて、どこをどう走り何時間作業をしたかが自動的に把握できるシステムです。

 維持作業というのは作業したものが残らないので、正しくお金を払うには作業時間を正確に把握する必要があるのですが、これをGPSで把握して最後は帳票まで打ち出して行政の業務量を軽減させる技術です。

 いくつかのメーカーがあって、道内でも全部で20くらいの市町村には導入され始めていますが、まだ全部の自治体と言うわけではありません。

 除雪業務に携わる自治体職員や除雪業者の苦労を思うと、このようなIT技術はどんどん取り入れて業務軽減をするべきだと思うのですが、お話を聞くとまだまだ自治体で導入を渋るところも多いようです。

 その理由はやはり「予算がつけられない」ということで、導入の必要性や効果を財政部局に説明することができないところが多いよう。

 自治体にもっと働きかけが必要なことを感じて帰ってきました。


    ◆


 イベントのおかげで初めて来ることができたエスコンフィールド。

 中での飲食の価格が高いという意見や駅から遠いというような意見もありますが、いつかここで野球を見てみたいものです。

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大規模災害時の国による権限代行

2024-01-09 23:02:47 | Weblog

 

 新年の挨拶で古巣の北海道開発局を訪ねました。

 新年早々の能登半島地震で、建設/維持系の一部職員は正月休暇のなかでも大気のために出勤したとのことでご苦労様です。

 しかるべき幹部と話をして、「開発局にはなにか災害支援の要請はあったのですか」と訊くと、「直接にはまだありません」とのこと。

 それはそうでしょう、被災地の能登半島は、海岸線に沿って走る国道は地震によって何十か所もの土砂崩れがあり、とてもこれを復旧するには時間がかかりすぎます。

 一方で山の上の方に高速道路や県道があるものの県道は太い道路ではないために通行量を増やすことができず、災害救助の車が用意されても現地に到着するまでは渋滞の連続で物流や人流が確保できていない状況と聞きます。

「北海道でも何かできませんかね」

 するとその幹部は「でもちょうどいま現地の事務所にいるのがこちらから出向中のK君ですからね。真剣に必至で取り組んでくれていると期待しています」と強い口調。

 そうか、現地には私も良く知っている、人格者で能力もあるK君がいるとのことで期待が膨らみます。

 
 そもそも東日本大震災前は、大規模な災害があっても「災害処理は地方自治事務」ということで地方自治体の責任でやるべきことであって国が何かしてあげるようなシステムがありませんでした。

 それが平成25(2013)年に公布・施行された「大希望災害からの復興に関する法律」によって、地方自治体が要請を行うことによって国は自治体の権限を代行して復旧を行うことができるようになりました。

 マスコミ報道でも「4日午後の県災害対策本部員会議で、馳浩知事は国に対し、道路復旧工事の権限代行を要請すると表明。会議後の記者団に『県だけでは短期間で一気に開くのが難しい』と述べた」とされ、国も自らが所管する国道の復旧工事はもちろん、"のと里山海道"のほか、県が管理する国道249号などについても権限代行で復旧工事を進める方針、とありました。

 これからは国の事務所もそうですが、業界団体もあげて早急に復旧作業に取り組んでほしいものです。

 現地での作業の安全と被災者の一日も早い救済を願います。

 

 

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ワカサギ釣りのシーズンインですが…とんだ失態

2024-01-08 23:06:38 | ワカサギ釣り

 

 今年もいよいよ氷上ワカサギ釣りの季節となりました。

 今シーズンはまだ出動できていないのですが、釣り仲間からは全道の釣り場の様子が聞かれ始めています。

 まずは道具のメンテナンスをしようと、電動リールを取り出して調子を見てみました。

 そういえば昨年の最後の釣行の時に一台調子が悪くて動かなくなったリールがあったことを今さら思い出しました。

 チェックをしてみると案の定、一番高かったやつが動きません。

 どうやらモーターが故障しているようで、メーカーにメンテナンスに出さないといけません。

 この時期はもうメーカーもおそらくてんてこ舞いで、修繕を終えるころには今年のシーズンが終わっているかもしません。

 こういうことはシーズンオフの時期にちゃんとやっておかなくてはいけません。

 大いなる失態です。


       ◆


 それじゃあ、と初期の頃に使っていた電動リールを取り出してメンテナンスチェック。

 こちらはちゃんと動くことを確認し、肝心の穂先の長さと仕掛けがフィットするかどうかを確認します。

 微妙にパーツに不具合があることを発見して再調整。

 パーツも細かいものが多いので、目が悪くなってくると一苦労です。

 いろいろと作業をしていると、興味を持った孫が近づいてきました。

 電動リールを見せると目が輝いて、離そうとしなくなりました。

 機械系の道具に先が細くて剣の様、おまけにピカピカした色味がカッコいい。

 いつか一緒にワカサギ釣りに付き合ってくれると良いのですがねえ。

 

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今年になってから初の本格的な雪

2024-01-07 23:23:26 | Weblog

 

 今日は新年を迎えてから初めての本格的な雪が降りました。

 年末年始にかけてはまとまった雪がほとんど降らずに穏やかで心休まる日々が続きましたが、そんな状態の方が例外。

 気温も高い日が続いて、うっすら降った雪が日中の気温で解けてひどいつるつる路面になっており、今朝は雪かきの時に家のまえでスッテンコロリンと転んで肘を打ちました。

 しかし今朝がたからは予報も一日中降雪とのことで、確かに時にしんしんと、時に風を伴って雪が降り続けました。

 除雪は、家の前の道路の雪を固めて四角にして、少し時間を老いて落ち着かせてからそれを切り出して近くの公園まで運びます。

 朝からそれを3度行い、三度めは夕方に行ったのですが夜までにはまたまとまった雪が降り積もっています。

 これはおそらく今夜中に市の除雪が入ってくれるであろうことを期待して今日はもう寝ます。

 後は明日の朝からです。

      ◆


 普通道路の雪は、センターを責任分界点にしてお向かいと我が家で半々で雪かきをするのがこのあたりのなんとないルールになっています。

 ところが我が家のお向かいに1人で住んでいた高齢のお歳よりはこの秋から施設に入り、今はお向かいには人がいない状態。

 なので、目の前の道路は今年の冬は全部我が家で除雪をしなくてはなりません。

 以前、お隣のお年寄りが施設に入って主なき家になった時はちょっと離れたところに住んでいた息子さんが雪の度にやってきて豆に雪かきをしてくれていました。

 親の家は財産ではありますが、冬にはそれを持つことの責任を果たさなくてはならないのが雪国のマナーでもあります。

 さて、今年の冬はこれからどういうことになるでしょう。

 なかなか気が重い状況ですががんばります。

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