「猫俳句大賞」の第一回から第三回までの、大賞から入選作品までを載せた本です。
私がこの本を買った理由は、第二回のゲスト審査員が新井素子さんだからというのが大きいです。
とはいえ、第一回の町田康さんが選ばれた準賞作での、凍て星とアルミ皿の対比が上手いと思っています。
この皿が陶器なら、猫がかりかりを食べたあとのぬくもりが長く残るのでしょうが、アルミ皿だからこそ、冷えるのも早く、猫の不在の寂しさが迫るのですね?
もちろん、素子さんが選ばれた準賞作品も楽しくて、猫の開きという表現が面白く、しかし、よくよく考えると心配な状況かもしれず、色々と考えさせられます。
次に素子さん選の佳作。
六日目の蝉や油虫は、・・・猫の習性で、褒めなきゃいけないのですが、飼い主の心境としては辛そうです。
あと、同じような状況の句として、素子さん選の夏虫から始まる句と、角田光代さん選のうららかや、に始まる句が、液体猫を表現していて楽しめます。
ただ、私の好みは角田さん選の句です。
さらに角田さん選では、一億光年の句が大好きです。
歌手の谷山浩子さんの歌詞でも多いのですが、私は天文学的数字に弱いのかもしれません。
他にも様々な表現で猫の愛らしさが表されていて、猫好きの方には特におすすめです。
私がこの本を買った理由は、第二回のゲスト審査員が新井素子さんだからというのが大きいです。
とはいえ、第一回の町田康さんが選ばれた準賞作での、凍て星とアルミ皿の対比が上手いと思っています。
この皿が陶器なら、猫がかりかりを食べたあとのぬくもりが長く残るのでしょうが、アルミ皿だからこそ、冷えるのも早く、猫の不在の寂しさが迫るのですね?
もちろん、素子さんが選ばれた準賞作品も楽しくて、猫の開きという表現が面白く、しかし、よくよく考えると心配な状況かもしれず、色々と考えさせられます。
次に素子さん選の佳作。
六日目の蝉や油虫は、・・・猫の習性で、褒めなきゃいけないのですが、飼い主の心境としては辛そうです。
あと、同じような状況の句として、素子さん選の夏虫から始まる句と、角田光代さん選のうららかや、に始まる句が、液体猫を表現していて楽しめます。
ただ、私の好みは角田さん選の句です。
さらに角田さん選では、一億光年の句が大好きです。
歌手の谷山浩子さんの歌詞でも多いのですが、私は天文学的数字に弱いのかもしれません。
他にも様々な表現で猫の愛らしさが表されていて、猫好きの方には特におすすめです。