『ウンディ』草上仁（ＳＦマガジン１２月号）

コイネＩＶ惑星の草食虫が夜毎に奏でる恋の歌を手指で制御することで音楽にすることができる。
惑星の入植者たちは、その虫をウンディと名付けた。

ウンディの中でも初心者向けのセブンでしかないサッコを弾くシロウをリーダーとしたバンドが、ギグ・コンテストに出場する話ですが、何とも心温まる物語になっています。

草上さんは、あらゆる宇宙生物を生み出す名手だと思っていますが、これもいいですね。
これからも、多彩な生物を生み出してください。楽しみにしています。

ウンディ

ＳＦマガジン１２月号に載った草上仁さんの『ウンディ』を読みました。

コイネＩＶ惑星の草食虫が夜毎に奏でる恋の歌を手指で制御することで音楽にすることができる。
惑星の入植者たちは、その虫をウンディと名付けた。

ウンディの中でも初心者向けのセブンでしかないサッコを弾くシロウをリーダーとしたバンドが、
ギグ・コンテストに出場する話ですが、何とも心温まる物語になっています。

草上さんは、あらゆる宇宙生物を生み出す名手だと思っていますが、これもいいですね。
これからも、多彩な生物を生み出してください。楽しみにしています。

ところでインターネットエクスプローラーからグーグルに変えたら、草上さんのデータを保存しているサイトに
ログインできなくなったのですが、どうしましょう？

---

グーグルから元に戻せたので、更新することができました。

『フェイスレス―警視庁墨田署刑事課特命担当一柳美結』沢村鐵

東京学際大学教授・角田兵衛が、研究室にて爆殺される。
犯人を目撃したはずの同大学講師・佐々木忠輔は、相貌失認により顔を覚えていず、犯人側もそれを承知の上だったような行動をした。

疑いは、忠輔のことをよく知る学生たちと本人に向けられ、事情聴取をしている間に第二の爆破事件が起きてしまう。

一方、捜査本部では、国際サイバー犯罪者‘‘Ｃ’’の名前が捜査線上に浮上していた。

おぼろげながらも犯人像が浮かび上がってきたというのに、肝心の黒幕までつきとめられず、周唯はあんなことになってしまって・・・。

しかも、こんなところで終わってしまうとは！
これは、黒幕まで何とかしてもらわないと納得がいきません。
続きを待ってます。

フェイスレス - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結 (中公文庫) 価格：￥ 760（税込） 発売日：2013-06-22

フェイスレス

沢村鐵さんの『フェイスレス―警視庁墨田署刑事課特命担当一柳美結―』を読みました。

東京学際大学教授・角田兵衛が、研究室にて爆殺される。
犯人を目撃したはずの同大学講師・佐々木忠輔は、相貌失認により顔を覚えていず、
犯人側もそれを承知の上だったような行動をした。

疑いは、忠輔のことをよく知る学生たちと本人に向けられ、事情聴取をしている間に
第二の爆破事件が起きてしまう。

一方、捜査本部では、国際サイバー犯罪者‘‘Ｃ’’の名前が捜査線上に浮上していた。

おぼろげながらも犯人像が浮かび上がってきたというのに、肝心の黒幕までつきとめられず、
周唯はあんなことになってしまって・・・。

しかも、こんなところで終わってしまうとは！
これは、黒幕まで何とかしてもらわないと納得がいきません。
続きを待ってます。

『エール！２』坂木司 水生大海 拓未司 垣谷美雨 光原百合 初野晴

働く女性を主人公にしたアンソロジー集第二弾です。

フィットネスクラブの水泳キッズクラスのインストラクター。
宅配ピザのバイトくんをまとめる仕事。
遺品整理業。
地方のコミュニティＦＭのパーソナリティ。
事務職のＯＬ。

仕事は様々ですが、それぞれに悩みを抱えつつ一生懸命働いています。

中でも、垣谷美雨さんの「心の隙間を灯で埋めて」は、夫を亡くし幼い息子と共に生きる姿を描きつつ、フィットネスクラブと宅配ピザのバイトくんも登場させて、つながりを持たせているところが面白く思えました。

また、初野晴さんの「ヘブンリーシンフォニー」は、平凡な人生と冒険家の人生が交差して、悲しさはぬぐえないものの、平凡な人生も悪くないと思わせてくれる物語でした。

エール! 2 (実業之日本社文庫) 価格：￥ 630（税込） 発売日：2013-04-05