神田紅梅亭寄席物帳 うまや怪談

愛川晶さんの『神田紅梅亭寄席物帳　うまや怪談』を読みました。

落語「ねずみ」から始まったこの物語。
落語競演会では、ライバルに仕掛けられた陰謀に見事に対応し、
「うまや怪談」では、二つの事件を師匠の力を借りずに解決。
「宮戸川四丁目」では、師匠をぎゃふんと言わせたのではないでしょうか？
それが目的じゃないけどね(^^;)

日々、成長している福の助。今回は新作も入ってますます面白くなってます。
落語を、もっともっと聴きたいと思わせる物語です。
続きも楽しみにしています。

ミラクル三年、柿八年

かんべむさしさんの『ミラクル三年、柿八年』を読みました。

書店のサイトでタイトルを見たとき、児童向け小説かと思いました。
でも、かんべさんの名前を見たのは久しぶりでしたし、何よりも私は、
かんべさんの小説を読んだ事が無かったので、これをきっかけに読んで行こうと
リクエストを出しました。

手にしてみてびっくり！ラジオのパーソナリティの経験を基にした小説だったのですね。
ＡＭラジオ早朝ワイド番組を、月曜から金曜まで毎日担当し、面白さと手ごたえを感じつつも、
疲労をため、執筆との両立に悩むなど、色々感じ、考えられたようです。

そんな中にも、笑いのたえない現場作りをされていたようで、爽やかで温かな空気を常に感じました。
面白かったです。

未だに、つつじが咲いてます。

もうすぐ６月になるというのに、近所の公園では、未だにつつじが咲いています。

つぼみがある木もあったりして、やっぱりまだ涼しいんだなぁと、感じています。

季節はずれ

今日は、久しぶりに暖かかったので、近所の公園に行ってみました。
しょうぶ園では、いくらか花も咲いていましたが、満開には、程遠い様子。
むしろ、未だにつつじが満開で、日陰ではつぼみのままのところもありました。
写真は、満開のつつじです。

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しょうぶは、少々ピントはずれでした。
接写した方がよかったかなぁ？

歴女ｖｓ．葵ブラザース エンブレムは葵！

吉岡平さんの『歴女ｖｓ．葵ブラザース　エンブレムは葵！』を読みました。

江戸世界から平成世界に戻ってきた爽次郎と半蔵の双子と環。
根っからの庶民である環は生き生きと働いていたが、
武士である双子、特に爽次郎は人の下で働く事ができず、
うつうつとしていた。

何故、双子が江戸世界に行ってしまったのか？
母と再会できるのか？
様々な謎が解け、全ては元の鞘におさまります。

吉岡さんの仰るとおり、全ての設定が生きた仕上がりになっています。

いやー読む前は、歴女に振り回される双子の姿が浮かんで、
どうなることかと思ったのですが、むしろ助けてもらっているようで、
ホッとしました。
面白いです。