こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『ビアンカオーバースタディ』筒井康隆

2012-11-29 19:56:56 | 本と雑誌
ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS) ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS)
価格:¥ 998(税込)
発売日:2012-08-17

自分の美しさをよく知る少女・ビアンカ北町は、生物研究部員。
ウニの生殖の実験に飽き足らず、好奇心にまかせた観察まで始めてしまった。

そんな彼女の前に現れた未来人が、うっかりきっかけを与えてしまったせいで、ビアンカは、禁断の実験をやってしまった。

ビアンカが、ただただ生物学的に興味があるからやっているのは、よく分かります。
でも、本当に危ない女の子ですねえ。

とても筒井さんらしい作品なのですが、ジュブナイルじゃなくライトノベルだということは、強調したいです。

10代の少女が読むには刺激が強いように思えるのですが、どうなのでしょうか?
私も「農協月へ行く」を読んだのは、その頃だったかも?
あと、続編が出るとうれしいのですが。
出なかったら、編集者の太田さんが悪いのでしょうか?(あとがき参照)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビアンカオーバースタディ

2012-11-29 00:00:00 | 未分類
筒井康隆さん『ビアンカオーバースタディ』を読みました。

自分の美しさをよく知る少女・ビアンカ北町は、生物研究部員。
ウニの生殖の実験に飽き足らず、好奇心にまかせた観察まで始めてしまった。

そんな彼女の前に現れた未来人が、うっかりきっかけを与えてしまったせいで、
ビアンカは、禁断の実験をやってしまった。

ビアンカが、ただただ生物学的に興味があるからやっているのは、よく分かります。
でも、本当に危ない女の子ですねえ。

とても筒井さんらしい作品なのですが、ジュブナイルじゃなくライトノベルだということは、
強調したいです。

10代の少女が読むには刺激が強いように思えるのですが、どうなのでしょうか?
私も「農協月へ行く」を読んだのは、その頃だったかも?
あと、続編が出るとうれしいのですが。
出なかったら、編集者の太田さんが悪いのでしょうか?(あとがき参照)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『季陵 山月記 檸檬 愛撫 外十六篇』中島敦 梶井基次郎

2012-11-28 19:44:14 | 本と雑誌
李陵・山月記・檸檬・愛撫 外十六篇 (文春文庫―現代日本文学館) 李陵・山月記・檸檬・愛撫 外十六篇 (文春文庫―現代日本文学館)
価格:¥ 630(税込)
発売日:1999-06

中島敦氏と梶井基次郎氏の作品集を読みました。

この本に収録されている中島敦氏の四篇の作品の中で、私が一番気に入っているのは、
ロバート・ルイス・スティーヴンスン氏(「宝島」「ジキル博士とハイド氏」などで知られる小説家)の
サモアでの肺病療養生活を描いた「光と風と夢」です。

色々と欠点もあるようですが、スティーヴンスン氏の土地の人々との交流に好感が持てます。

あと「弟子」よりも「季陵」の主人公の方が共感できます。
「山月記」は、やはり格好良すぎでしょう。思いには共感できますけど。

梶井基次郎氏については、以前から読みたいと思っていた「檸檬」と「桜の樹の下には」が読めて
良かったのですが、前者には同意できても、後者には首をひねりました。

漫画家の久世番子さんがおっしゃっているように、ほとんどの作品で何かに追われているように思えます。
気に入った作品は「交尾」です。河鹿の愛らしさが伝わってきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

季陵 山月記 檸檬 愛撫 外十六篇

2012-11-28 00:00:00 | 未分類
中島敦氏、梶井基次郎氏の作品集『季陵 山月記 檸檬 愛撫 外十六篇』を読みました。

この本に収録されている中島敦氏の四篇の作品の中で、私が一番気に入っているのは、
ロバート・ルイス・スティーヴンスン氏(「宝島」「ジキル博士とハイド氏」などで知られる小説家)の
サモアでの肺病療養生活を描いた「光と風と夢」です。

色々と欠点もあるようですが、スティーヴンスン氏の土地の人々との交流に好感が持てます。

あと「弟子」よりも「季陵」の主人公の方が共感できます。
「山月記」は、やはり格好良すぎでしょう。思いには共感できますけど。

梶井基次郎氏については、以前から読みたいと思っていた「檸檬」と「桜の樹の下には」が読めて
良かったのですが、前者には同意できても、後者には首をひねりました。

漫画家の久世番子さんがおっしゃっているように、ほとんどの作品で何かに追われているように思えます。
気に入った作品は「交尾」です。河鹿の愛らしさが伝わってきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SFマガジン2013年1月号『ミサイル畑』草上仁

2012-11-27 19:53:38 | 本と雑誌
S-Fマガジン 2013年 01月号 [雑誌] S-Fマガジン 2013年 01月号 [雑誌]
価格:¥ 940(税込)
発売日:2012-11-24

遺伝子工学者の主人公は、会社の会長の愛人に声をかけたかどで研究部管理職の仕事から追われた。
今は、純農業惑星であるサンクト・ヨハネスブルクで、初任給に毛が生えたくらいの手取りで生活している。

主人公と弁護士志望のフライデー、そして農場主のフライデーシニアが、真っ当に満足に生きていくために、会社の上司に仕掛けたこととは?

毛色の変わった様々な作物たちの有り様も面白いのですが、彼らの用意周到な計画も、いっそう楽しめました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする