マイキット閉鎖予定

この日記を置いているマイキットが、諸般の事情で７月で閉鎖することになりました。

現在、他のレンタル日記を探しています。
決まったら切り替えることになりますが、古い日記が保存できるかどうかは分かりません。
できるだけ保存の方向で動きたいのですが、少なくともＯＣＮの日記への引っ越しは、うまくいきませんでした。

また時間のあるときに、挑戦してみます。

空ちゃんの幸せな食卓

大沼紀子さんの『空ちゃんの幸せな食卓』を読みました。

血の繋がりのない義母は、私と姉にそれぞれソラマメ、師匠とあだ名をつけて一緒に暮らし始めた。

表題作も、複雑さの中に自ら育む家族の温かさがあって、とてもいい話だったのですが、サムと四番目の父ちゃんであるよんちゃんとの心の交流を描いた「僕らのパレード」が、私は好きです。

複雑で重い物語となりましたが、再生の物語と受け取りました。

あとかた

千早茜さんの『あとかた』を読みました。

男と女の様々な関わり合いを描いた連作短編集です。

不倫だったり、恋愛に移行しそうな友情だったりしますが、どの関係にもどこか切迫しているようなところが見受けられます。

ラストの「ねいろ」で、登場人物みんなの心がよい方向に向かいそうな気配を感じて、少し救われるように思いました。

ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ

ゲイル・キャリガーさんの『ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ』を読みました。

おてんばが過ぎて花嫁学校に入れられたと思ったら、そこはレディのためのスパイ養成学校だった。

アレクシア女史シリーズより過去の物語ですが、設定はそのままに少し奇抜な物語になってます。
ん？元々奇抜かな？

今回は、入学して６か月後の試験。
優秀な結果を出したソフロニアは、学友にねたまれたのか仲間はずれになってしまいます。

そんななか、空中学園が目的を知らせずにロンドンに向かうとだけ発表します。
それには姉妹校バンソン校の男子３人が同行するというのですが・・・。

どんな時も冷静に、それでいて仲間を大切にしつつスパイ活動を忘れずに行動するソフロニア。
まさかの大物ゲストも登場し、オールスターでにぎやかに話が展開していきます。

面白いですよー♪

サイン会の死

ローナ・バレットさんの『サイン会の死 本の町の殺人２』を読みました。

古書と専門書の町ストーナムでミステリ専門店を営むトリシア。

今回は歴史ミステリ作家・ゾウイ・カーターを招いてのサイン会が行われたのだが、それが終了しほっとしたのも束の間、ゾウイは姿を消していた。
彼女を捜しに行ったトリシアは、トイレで変わり果てた姿を発見してしまった。

よくよく調べてみるとゾウイには味方といえる人物がいなくて、つまりは容疑者が絞り込めないのです。
それでも保安官に店の閉鎖を解いてもらうため、トリシアは事件の解決に乗り出します。
何度も身の危険にさらされるトリシアをハラハラしながら応援していました。最後のどんでん返しに、いくらかほっとしたところもあります。

解説に載っているロレイン・バートレット名義のミステリも読みたいです。
大友香奈子さん、東京創元社さん、宜しくお願いいたします。