こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『かんかん橋の向こう側』あさのあつこ

2016-09-30 19:30:44 | 読書感想
石鎚真子は高校三年生。

大衆食堂『ののや』の一人娘だが、真子が十三歳の頃、父が他界。
十歳の時に義母となった奈央さんが店を引き継ぎ、共に暮らしている。

ある日の夕暮れ、かんかん橋で見知らぬ男に追われた気がして逃げ、幼なじみの岩鞍友哉の自転車にぶつかった。

痴漢と思ったその男は、実は『ののや』の常連客・久本和久のブログ小説のファンで、そこに描かれている津雲に憧れてやって来たと言うのだが・・・。

その男・東山が津雲に持ち込んでしまった一連の騒動も、悲しくも面白く、同時に真子の進路や恋、友情などの青春の悩みも、しみじみと楽しく読めました。
前作『かんかん橋を渡ったら』を読んでいないのが残念ですが、それでも十分楽しめました。
ただ、機会があれば、そちらも読んでみたいです。
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『さよならクリームソーダ』額賀澪

2016-09-28 19:21:09 | 読書感想
寺脇友親は、美大の一年生。
再婚した母親の新婚生活の邪魔をしたくないと、家を出て寮に入った。

一方、寮の先輩で四年生の柚木若菜さんは、やはり再婚した父親と義母、義妹との家族生活に息が詰まり、家を出て寮で暮らしている。

友親にも義姉の涼がいて、若菜さんと同じように感じていた。

家族を捨てた人間と、捨てられた家族。
彼らの行きつく先は、どこなのか?

まだ三冊しか読んでいませんが、額賀さんの小説は、人の心の柔らかいところをえぐるような厳しいところが多いように思えます。
そして、思春期というとても多感な時期ばかり扱っていますよね。

読んでいてとても辛いのですが、 共感できる面もあるので困ってしまいます。
とりあえずこの作品の結末は、いくらかホッとできました。
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『君を愛したひとりの僕へ』乙野四方字

2016-09-26 19:31:49 | 読書感想
10歳の頃、少年・日高暦は亡くした飼い犬ユノのことで悲しんでいた。

そんな時、父親の勤める研究所の保育施設で同じように過ごしている少女・佐藤栞に、ユノが生きている世界に行けるとそそのかされ、研究段階の並行世界に行ける機械を使い成功したものの、戻ってきたところを二人揃って叱られることとなった。

そんな二人は、成長するにつれお互いを少しずつ思いあうようになっていたが、親同士の再婚話が持ち上がったのをきっかけに、二人が兄妹にならない世界へ跳ぼうとし、二度と会えない状態に陥ってしまった。

暦は必死に勉強して研究所に入り、栞を取り戻そうと一生かけて研究を続けていくが・・・。

暦と栞の関係も辛いのですが、暦に協力する和音の立場も、あまりに切ないですよね。
果たして、姉妹編での彼らの間柄がどう変わっているのか、とても気になります。
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9/24熊本・天草旅行二日目

2016-09-25 16:39:42 | 旅行
さて二日目。

ホテルを出発してまずは十三仏公園で妙見浦を観賞。
与謝野晶子夫妻の歌碑がありました。



風景も美しく、とても楽しめました。



続いて高浜焼寿芳窯へ。
天草一古い窯とのこと。
ちょっと待て、昨日のが日本で二番目に古い窯なら、こちらは日本一でないかい?
ま、それはともかく、皿を一枚買いました。





そして昼食。
うしぶか海彩館で、やはり美味しい海産物と、ばくだんという卵をねりもので包んだ惣菜が四分の一サイズで出てきました。



美味しかったけど、ばくだんは丸ごと出て欲しかったなあ。

ここでは、赤巻という牛深名物のお菓子を一切れ買い食べましたが、地元っ子だった父によると、これはちゃんとした赤巻で美味しいとのこと。
店の方も、赤巻は大量生産のは美味しく無いと仰っていました。また、牛深の外のも同様とも。



もちろん、こっぱもちも買いました。
これも帰って食べてみたら、自家製と遜色のない甘さ控えめな美味しさでした。



次に行った道の駅・天草とれたて市場でも赤巻があり、食べ比べてみましたが、周りの餅が薄かったです。
味は、美味しかったんですけどね。



最後は天草オリーブ園 。
オリーブオイルやシャンプー類、化粧水などがありましたが、値段が高いので、今回は見送りました。



さあ、天草ともお別れ。
空港二階の展望デッキで、飛行機が来るのをお出迎えしました。



これが最終便かな?



乗った飛行機からは、天草エアラインの地上スタッフの方々が働く姿が見えました。



上空でOKが出たので、雲海と夕陽の撮影をば。



美しかったです。

そして福岡空港へ。



楽しかった二日間でした。
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9/23熊本・天草旅行1日目

2016-09-25 15:50:36 | 旅行
『人気の天草エアラインで行く 天草ぐるっと周遊 1泊2日』というツアー旅行に行ってきました。

福岡空港発なので、小倉から新幹線で博多まで行き、地下鉄で空港に。
今回、初めて空港バスで飛行機の側まで行き、乗り込みました。



飛行機も「むぞか」だっけ?愛らしくて、写真の撮りがいがありました。
1日目は、結構地上が見られましたよ。
ただ、離陸のための滑走スピードが一気に早くなるので、飛行機が苦手な方には不向きな機体かも?





まず、天草空港に到着。

二江港に行き、イルカウォッチングに出港です。



ただ今回は、 イルカがあまり現れず、現れても船7~8隻で追いかけるもので、逃げたり沈んだりして写真はあまり撮れませんでした。



船頭さんが仰るには、いつもだったら100頭は現れるんだけどとのこと。
それは、話を盛りすぎでないかい?
まあ、眼では見られたので満足です。

続いては、天草漁師市場にてアワビの炭火焼付・海鮮バーベキューの昼食。
ただ、少し船酔いしていたらしく、あまり食欲もわかなかったしで、写真は撮れずあまり食べられずで、残念でした。
でも、根性でアワビとサザエはいただきましたとも。味も新鮮で美味しいのは確かですよ。

腹ごなしには、島原の乱の激戦地、富岡城跡。



結構、石段が高くて目的地の頂上のビジターセンターが遠かったように思えました。
景色は良かったです。



引き続いて、日本でも2番目に古い貴重な窯という、内田皿山へ。



隣の上田家住居も拝見させていただきました。





買ったのは、猫と花の絵が描かれているマグカップです。



さて、今度は大江天主堂。



ロマネスク様式の白亜の美しい天主堂だそうです。



中の写真は撮れないので、絵葉書500円を買ってね?

観光はここまで、あとは、天草プリンスホテルといってもあの系列じゃないんですが、ホテルでゆっくり。
ホテルの客室からの景色です。



温泉が無いのが残念です。
その分、夕食が食べきれないほど豪勢で、ふんだんに新鮮な海産物をいただきました。



あとは、入浴後おやすみなさい。また、明日。
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