こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『万屋大悟のマシュマロな事件簿』太田忠司

2018-06-30 19:45:30 | 読書感想
元SPで、ガーディアン警備保障を立ち上げた万屋大悟は、娘・知織が所属するアイドルグループに数度、脅迫状が届いていた事を知り、安い謝礼でも警備を買って出る事にした。

彼女たちの周りで発生する様々なトラブルについつい体当たりで対応し、娘に叱られたりもしながら犯人を捜し続ける。

脅迫する犯人の正体と、その動機と目的とは?

本の帯には親ばかと書かれていましたが、大悟が特殊という訳じゃないと思います。
ただ、特殊な技能を身に付けているだけで。
とても面白いミステリでした。

あと、表紙のモデルが遠藤憲一さんなので、大悟のイメージと思ってもいいですよね。
というか、ただ強面なだけじゃないところが、ピッタリの人選だと感じられました。
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『ドロシイ殺し』小林泰三

2018-06-29 19:38:41 | 読書感想
普段は理系の大学院生なのに、夢の中では不思議の国の間抜けな‘‘蜥蜴のビル’’になってしまう青年・井森は、またしても夢の中でオズの国の外れにある沙漠で干からびかけているところを、ドロシイに助けられた。
案山子とブリキの樵とライオンを連れた彼女は、ビルをひとまずエメラルドの都へと連れていく。
ところが、オズの女王・オズマの誕生日パーティーが行われている宮殿内で殺人事件が発生し、井森の暮らす現実世界でも対となる人の死亡事故が起きる。

今度はオズシリーズですね。
高校生の頃かな?ハヤカワ文庫で全て読みましたので、ここに登場する全てのキャラクターとその性質を、懐かしく思い出しました。

それにしても犯人があの人物だとは!
しかもそれを現実の不幸な人物に引っ掛けているとは、思いもよりませんでした。
そのうちその評伝も読んでみたいですね。
結末としては、やはり歪ではありますが、あの世界では仕方のない事でしょう。

私にとって、オズより思い入れのあるファンタジーは「メアリイ・ポピンズ」だったりしますので、それを小林さんがどう料理するのか読んでみたい気もしますが、果たして次作はどのファンタジーが来ますかねえ(ワクワク)
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コミックス『がーでん姉妹(5)』竹本泉

2018-06-28 19:40:58 | アニメ・コミック・ゲーム
池子と浪人生の風子の大学受験!
そして思いがけないが納得のその行方。
何よりもカナリの進路が意外ではありますが、うん、周りの人にとっては、カナリの外見と立場はいい使い道になります。

それよりも庭家は、なかなか難しい兄弟姉妹関係なんですよね。
家族みんなが揃ってのほほんとしているので、そうは思えませんが。

今後も、そのほのぼのぶりを目一杯発揮していただきたいものです。
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『葬偽屋に涙はいらない』森晶麿

2018-06-26 19:44:06 | 読書感想
今回の葬偽も夫を過労死させそうなブラック企業に妻が行うものや、自分の葬儀を見たいというもの、私設図書館の司書が自分の勤める図書館で行いたいというものなど、なかなか変わった依頼です。

それに並行して、主人公の高浜セレナと彼女の両親の確執が描かれていきます。

初めの依頼は苦い結果に終わったものの、大半は依頼主の想いに応えられています。
セレナとその両親についても、いい方向に行くといいのですが。
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『居酒屋ぼったくり(9)』秋山滝美

2018-06-25 19:35:25 | 読書感想
今回は『加藤精肉店』と『豆腐の戸田』の揉め事から始まり、『豆腐の戸田』の内輪もめ、家庭の味の話から広がった美音と要の今後の話、ご近所の子どもの家出騒動、リョウとアキの関係まで、様々な人間模様が描かれていきます。

中でも『家出騒動』によって、当たり前ですが子どもも十人十色なんだって、改めて認識させられた気がします。

美味しい料理と共に、今後の展開が楽しみです。
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