こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

小暮写眞館

2011-02-07 00:00:00 | 未分類
宮部みゆきさん『小暮写眞館』を、ようやく読めました。

花菱英一は、‘‘内変人’’である両親が買ったマイホームが原因で、心霊写真を押し付けられてしまった。
そのマイホームには、<小暮写眞館>の看板をわざと残してあったのだ。

写真について調査していくうちに分かってくる、この街の歴史や人間模様。
読者側としても、花菱家の人々や周囲の人々が背負っているものが見えてきます。

普通の人々の辛さ、悲しさ、優しさ、温かさ、残酷さなどなど、
様々なことが少しずつじわじわと押し寄せてきて、
私としては、自分の内にある感情をコントロールするのが大変でした。

ただ一つ言えることは「彼らに幸あれ」でしょうか?

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ねこめ~わく7

2011-02-06 00:00:00 | 未分類
竹本泉さんのコミックス『ねこめ~わく7』を読みました。

マデリンが歌っていた「人生は歌と踊り」という曲をきっかけに、猫たちは日々を歌い踊り始めた。
相変わらず人の真似ばかりする猫たちですが、人の言葉を信じるにも順位ができたようで・・・。

まあ、楽しいのはいいことで・・・なのか?本当に?

このコミックスでなごめるのは事実です(^^;)

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下町ロケット

2011-02-05 00:00:00 | 未分類
池井戸潤さん『下町ロケット』を読みました。

宇宙科学開発機構にいた佃航平は、ロケット打ち上げの失敗の責任を取って退職。
亡き父が経営していた佃製作所の跡を継いだ。

ただ、中小企業の経営は大変だった。
主要取引先からは、来月までで取引終了を言い渡され、別の会社からは、
いわれのない特許侵害を訴えられ、その上、それをプレス発表されてしまった。

おかげで他の取引先からも発注を断られ、日頃取引している銀行からも融資を断られ、
会社は火の車となった。

しかし、日頃がいい仕事をしている佃製作所には、捨てる神もいれば拾う神もあった。
銀行以外に、融資してくれる真っ当な会社があったのだ。

それからも、様々な困難を乗り越え、高い技術力によって大きなチャンスをものにする佃製作所。
とても夢のある、いい物語でした。

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この落語家をよろしく

2011-02-03 00:00:00 | 未分類
広瀬和生さん『この落語家をよろしく』を読みました。

この本では、今お勧めの噺家について、熱く語られています。
強く推されるだけに、福岡にもよくいらっしゃる噺家さんが多く、
私がよく足を運んだ方々もいらっしゃいます。

とはいえ、休みやお金の都合で、行けなかった噺家さんの会もあるわけです。
そこで、今年はそういう会を狙って聴きに行きたいと考えています。
でも、おなじみの方も面白いので、悩むところです。

あと、イラストの勝田文さんが座談会でおっしゃっていた入船亭扇橋さん。
私も、一度聴いて以来、大好きなんです。
また、福岡に来ていただきたいのですが、難しいですかねー。

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折れた竜骨

2011-02-02 00:00:00 | 未分類
米澤穂信さん『折れた竜骨』を読みました。

ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。
その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと
その従士の少年ニコラに出会う。
ファルクはアミーナの父に御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われていると告げた。

舟の通えぬ夜には、誰も上陸不可能な小ソロン。
しかし父は暗殺騎士のつかわした<走狗>の凶刃に斃れた。
父が招いた怪しげな傭兵たち、鍵のかかった塔上の牢から姿を消した不死の青年。
魔術や呪いが存在する世界で、真っ当な推理ができるのか?

ヒントは<走狗>が話した何気ない言葉。
理詰めでは証明できませんでしたが、ひらめきは間違いありませんでした。
ちょっと、うれしいです。

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