こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

204回北九州市民寄席 柳家喬太郎独演会

2017-04-30 20:16:08 | 落語
今日は、小倉井筒屋パステルホールで開催された「204回北九州市民寄席 柳家喬太郎独演会」に行ってきました。

その前に、8階で行われている北海道物産展に行き、弟子屈の味噌ラーメンをいただきました。
美味しかったです。



また、屋上にあるバラ園で、いくらか咲き始めているバラを観賞してきました。



会場には1時間前に到着していたので、しばらくソファーで一休みして 開場です。

初めに噺を聴かせて下さったのは、喬太郎さんの弟弟子だというさん若さん。
48歳で二ツ目という遅めのスタートをされた方でしたが、枕噺で23年ペーパードライバーだったのに、東北の喬太郎さんたちの巡業に、運転手も兼ねて行かれたという怖い話をしてくださいました。
演ってくださったのは「権助魚」
権助が買ったのは、スケソウダラなどの北の魚にめざし、かまぼこと、東京湾で網では獲れない魚(加工品もありますが)ばかり。口上は、旦那様の言ったことを伝えていましたが、やはり抜けていて、笑わせていただきました。

続いては、「待ってました」の掛け声もかかっての登場、柳家喬太郎さん。
「小言幸兵衛」です。
豆腐屋さんが、カミさんと別れろと言われて泣きながら怒るところが、好印象でした。
あと、仕立屋に20歳の倅がいて、というくだりは、やはり面白かったですねえ。
芝居がかったところも、思い切り笑ってしまいました。

仲入り後は、再び喬太郎さんの登場で「夢の酒」
若だんなのお嫁さんが、若だんなの夢の中に出てきた女性に焼き餅を焼いて泣いてしまうところが、何とも可愛らしくて素敵でした。
今日は、この噺が一番好きでしたね。



「古典落語を守る会」主催だったので古典ばかりでしたが、新作も面白いので、別の会で喬太郎さんの噺をまた聴きたいです。
何にしろ、とても楽しい1日でした。
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CD『HIROKO TANIYAMA 45th SINGLE COLLECTION』谷山浩子

2017-04-29 20:03:31 | CD・DVD等
谷山浩子さんが45年間に出したシングルレコード&シングルCDの曲を、A面・B面・カップリング曲全てにおいて収録した3枚組のアルバムです。

Disc1の「銀河系はやっぱりまわってる」については大丈夫です!回ってますと谷山さんにお伝えしたく思いました。

全体的、基本的な好みとしては、Disc2からが私の好きな曲が多いのですが、「お早ようございますの帽子屋さん」「カントリーガール」「窓」は、1の中では特に好きです。
Disc2には、地球滅亡三部作の1つ「ガラスの巨人」も入っていて、とても気に入っています。
三部作のあと2つは「粉雪の日」「テングサの歌」でしたっけ?
ただ、滅亡という意味からすれば、「穀物の雨が降る」も入っているような気がします(^^;)

私がシングル曲で特にお気に入りのベスト3は、「風になれ―みどりのために―」「海の時間」「ひとみの永遠」かなあ?あ、でも、「銀河通信」も特別です。

あと「ひとりでお帰り」は、谷山さんご自身も仰っているように、励ましソングにしては厳しくて、私自身、苦しい状況にいたときには、この言葉は辛かったです。

最後に、このアルバムは何しろ3枚組ですから、聴き終わるのに3日かかりました。
それでもやはり、この世界が好きなんですね。飽きることはありません。
それと、なかなかシングルB面って、後のファンになると一層聴くチャンスが少なくなるので、いい機会だったと思います。
収録曲の割に、安価じゃないでしょうか?
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『人魚姫の椅子』森晶麿

2017-04-29 19:39:15 | 読書感想
海野杏は中学三年生の時に母を亡くし、義理の父・公造と宝松市鈴香瀬町で暮らしている。
杏は母を亡くして以来、自分を楽しませるために毎日海辺でノートを広げてお話を書くようになった。

今は高校のクラスメイト・五十鈴彗斗が、朝早くに自転車でよくここを通りかかり、となりにやって来ては何を書いているのか尋ねたりしている。

ある日、杏は、親友・若槻翠にラブレターの代筆を頼まれ、迷いながらも承知してしまう。
しかし完成されたラブレターを受け取った翠が、想い人に渡したのか渡さなかったのかを知る間もなく、彼女は失踪してしまう。
どうやら彼女の想い人は彗斗だったらしく、彼は間もなく警察の事情聴取に連れて行かれてしまう。

平穏だった町がその日をきっかけに、混乱し、どこか悪意に満ちた人々でいっぱいになったような感覚に陥りそうなくらい、変貌して見えました。
それだけでもとても辛く、結果として判明する事件の様相があまりにもグロテスクなのにも、心が痛みました。
心が辛い時や、ふさいでいる方には、お薦めできません。
でも、青春の成長ストーリーではありました。
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コミックス『ねこめ(~わく)4』竹本泉

2017-04-26 19:25:49 | アニメ・コミック・ゲーム
ヘンリヒたちや百合子のお世話の費用が、猫たちの国から出ている訳ではないことが判明。
また、北極星の位置の関係から、百合子が並行世界から来ているのか、タイムトラベルをしているのかが、分からなくなってくる。
もしかして、別の太陽系?

まだまだ、猫たちとヘンリヒたちの世界は、たくさんの謎に包まれています。
しかしそんな中でも猫たちは、トリックハウスを造ったり、ゲームで遊んだりと、能天気ぶりを発揮しています。
本当にこの世界は、脱力系と言いますか、SFなんだかファンタジーなんだか分からない中に、理屈もあったりして、妙な感じに面白いんですよねー。
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『みやこさわぎ お蔦さんの神楽坂日記』西條奈加

2017-04-25 19:24:50 | 読書感想
元芸者のお蔦さんを祖母に持つ滝本望も、高校生。

今回、お蔦さんが踊りの稽古をみている若手芸妓の都姐さんが、寿退職することになった。
ただ、幸せの絶頂にあるはずなのに、都姐さんの表情は浮かない様子なのだ。

表題作も面白いのですが、三つ子を残して一週間の区切りをつけつつ家を出ていった女性の旦那の行動や言動に、ありがちだとうなずいたり、絵の真贋によっては遺産争いが起きそうなところを、意外な機転で収めたりと、なかなか共感の持てる内容で、楽しめました。
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