有栖川有栖さんの『虹果て村の秘密』を読みました。
上月秀介は推理作家志望、クラスメイトの二宮優希は刑事志望の共に十二歳。
しかし秀介の父は刑事、優希の母は推理作家という面白い組み合わせで、
互いに憧れあっている。
夏休み、優希の母は秀介を優希と一緒に別荘へ招待してくれた。
その別荘がある虹果て村には、様々な虹にまつわる言い伝えがあるらしい。
そんな平和そうな虹果て村も、村に高速道路を通す計画において、
賛成派と反対派に別れてもめているという。
そういう村の中で、殺人事件が起こる。
警察に助けを求めたいが、がけ崩れで町に通じる唯一の道路が寸断されたという。
たまたま村にいた新米刑事と駐在さんが復旧までに対応してくれることとなった。
しかし秀介は、優希に引きずられるようにして、事件解明に乗り出す破目にあった。
途中で、あるヒントで犯人が分かったと思ったのですが、結果はもう一ひねりありました。
小学生に推理で負けてしまいました(^^;)面白かったです。