こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『忘れ物が届きます』大崎梢

2014-08-31 19:35:21 | 読書感想
幼い頃の誘拐事件と古いビルでの事故との関連。
西中で女生徒が襲われた事件の犯人とは?
うまくいかなくなった男女の最後の会話の中で気づかされた、起こらなかった事件について。

その他いずれも、過去に起きた(起こらなかった?)事件を振り返って真相を導き出す物語になっています。

どれも面白い作品ですが、最後の物語で老婦人が自らの人生を語り残そうとする「野バラの庭へ」がとても気に入りました。

五作品すべてが、ひねりが効いて最後まで油断できないところもいいです。
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『図書室の魔法 下』ジョー・ウォルトン

2014-08-30 19:38:38 | 読書感想
下巻でのモリは、ずいぶんたくましくなっています。

ウィムにも、魔法の力によってモリが読書クラブを引き寄せたのではないかという疑念を告白しますし、新たなフェアリーからの頼み事にも一人で応じますし、何よりも、一人で母親と戦うのです。

これがモリが現実に体験したのか、現実をファンタジーで脚色したものなのかは関係なく、何よりもモリが苦難を乗り越えて戻ってきたことに喝采を送りたいと思います。

そして私自身は、SFをもっと読まなきゃと思いました。
80年代以前の海外SFを、ほとんど読んでいませんから。
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『図書室の魔法 上』ジョー・ウォルトン

2014-08-29 19:37:58 | 読書感想
精神を病んだ母親から逃れたモリは、初対面の実父に引き取られたが、三人の伯母の意向で女子寄宿学校に入れられた。
父に対してのモリの印象は、SF好きということで親近感を覚えたが、伯母たちはモリが邪魔なために寄宿学校へ厄介払いしたのだと思っている。

学校になじめず、同級生たちともうまくいかないモリは、大好きなSFやファンタジー小説を読み、魔術やフェアリーについて、日記に書き綴っていく。

モリは、フェアリーが見えて話もできるらしいのですが、上巻だけでは、母親が悪をたくらむ魔女だということも含めて、真相が見えてきません。
下巻が気になりますが、まずはモリに読書クラブのメンバーという仲間ができたことが喜ばしいことだと感じられました。
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『京都西陣シェアハウス』鏑木蓮

2014-08-24 19:33:14 | 読書感想
就職活動を始めて八か月。
どうしても思ったことをはっきり口に出してしまう有村志穂は、七十七回も面接に失敗していた。

彼女は、西陣織の機織り工場をリフォームした京町屋のシェアハウスに住んでいるのだが、ある時から、他の所帯の家庭の事情にずかずかと入り込むようになった。

結果としては、その家庭の事情は解決していくのですが、私はどうにもこの志穂が許せないと思ってしまいます。
彼女を利用しようとした人間が一番悪いのは分かっていますが、結局、あれもこれも自分のためじゃないですか。
よく善人面ができますよね。

というわけで、面白いけど何となく後味の悪い物語でした。
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忙しかった。

2014-08-23 19:51:59 | 日常
今日は、6時に起きて洗濯をして、8:45からの映画「もういちど」を観ました。
映画は、落語が端々に出てきて、結末のあとにはたい平さんの落語「藪入り」も一席聴けました。
楽しかったけど、映画としてはまあまあでした。

そのあと、本屋さんを一巡りして、デパートの九州・沖縄の物産展でしろくまを食べました。
美味しかったけど、大を食べたので冷えました。

帰りには美容院で髪をカットしてもらって、笑点の話に花が咲きました。
一日充実していましたが、帰宅してバタンキューでした。
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