円城塔さんの『オブ・ザ・ベースボール』を読みました。
表題作は、空から人が降ってくる町のレスキュー隊の物語。
本来なら人を助ける装備をするところを、ユニフォームはともかく、バッドを持って町中をうろついています。
人の落下には法則性が無いためそうするしかないのですが、一度も救助できた試しがありません。
不条理だけど面白い小説でした。
同本に収録されている「つぎの著者につづく」は、引用が多くて私には難解でした。
言いたいことは何となく分かるんですけど、私には文学的素養がありませんので、
本当の意味では理解できてないのではないかと思います。