こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

嘆きのテディベア事件

2011-06-30 00:00:00 | 未分類
ジョン・J・ラムさん『嘆きのテディベア事件』を読みました。

元サンフランシスコ市警の刑事が、追跡中の犯人に脚を拳銃で撃たれて、杖なしでは歩けなくなり、
妻の故郷に移住したところ、引越しから三ヵ月後、自宅前を流れる川に男の死体が流れているのを
発見した。
通報された保安官は、明らかに絞殺のあとがあるにもかかわらず、溺死として片付けようとする。
隠蔽の意図を感じた主人公・ブラッドリーは、妻のアシュリーに相談し、
非公式な捜査を始める。

このミステリは、夫婦で協力し合って探偵をするという、あまりないスタイルです。
ブラッドリーが格好いいだけでなく、アシュリーの肝っ玉の据わり具合も見所ですね。

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必然という名の偶然

2011-06-29 00:00:00 | 未分類
西澤保彦さん『必然という名の偶然』を読みました。

江原広和の元へ、久しぶりに同級生のケンノから電話がかかってきた。
誘われるままに、居酒屋<つや>に顔を出した広和は、
同窓会名簿にまつわる物騒な憶測を聞かされた。
果たしてその事件は偶然なのか、故意なのか?

表題作を始め、全ての事件が櫃洗市周辺で起こります。
計画殺人もあれば、不幸な事件もあり、なかなかバラエティに富んだ動機で、
とても楽しめました。

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先生の隠しごと 僕僕先生

2011-06-28 00:00:00 | 未分類
仁木英之さん『先生の隠しごと 僕僕先生』を読みました。

王弁と僕僕先生一行は、人々が己の意思に赴くまま、
それでいて互いを愛し尊ぶ世を作ろうとするラクスがおさめる国、
ラクシアを訪れた。

そこは、人々が平等に暮らし、貢租もなく、必要なものは王宮から支給され、貪るものもいない。
理想的な国に思えたが、何かがおかしい。

今回は珍しく、僕僕先生が遠い昔のことにとらわれて迷ってしまいます。
ラクスの闇の部分と先生の過去とは?
いつもとは、また違った面白さがありました。

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『三題噺 示現流幽霊』愛川晶

2011-06-27 19:42:20 | 本と雑誌
三題噺 示現流幽霊 神田紅梅亭寄席物帳 (ミステリー・リーグ) 三題噺 示現流幽霊 神田紅梅亭寄席物帳 (ミステリー・リーグ)
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2011-04-22

神田紅梅亭寄席物帳シリーズ第四作。
表題作は、シリーズ初の新作落語です。
八年以上も高座から離れ、認知症を患いながらも落語をやりたがる松葉家文吉。
彼の高座への執念から生まれた三題噺が、結構面白くて、
その上文吉師匠の周りで起きたミステリがとても面白いのです。

今回、シリーズを通して語られる山桜亭馬春の高座復帰も叶って、
めでたしめでたしで終わると思いきや、まだシリーズが続けられるそうで、
楽しみです。

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三題噺 示現流幽霊

2011-06-27 00:00:00 | 未分類
愛川晶さん『三題噺 示現流幽霊』を読みました。

神田紅梅亭寄席物帳シリーズ第四作。
表題作は、シリーズ初の新作落語です。
八年以上も高座から離れ、認知症を患いながらも落語をやりたがる松葉家文吉。
彼の高座への執念から生まれた三題噺が、結構面白くて、
その上文吉師匠の周りで起きたミステリがとても面白いのです。

今回、シリーズを通して語られる山桜亭馬春の高座復帰も叶って、
めでたしめでたしで終わると思いきや、まだシリーズが続けられるそうで、
楽しみです。

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