原作が、ケン・リュウの『円弧』であるこの作品。
『夏への扉』とどちらを観ようか迷ったのですが、上映館が少ないこちらを選びました。
不老不死が描かれていますが、どちらかと言えば地味で、物語も淡々としている方なので、人によっては物足りないかもしれません。
そして、高額な負担ができる富裕層しか不老不死の恩恵を受けられないという現実的な面を嫌う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、だからこそ、近未来にあり得そうなリアルさで迫ってきます。
また、初めはエマ、そしてそれを引き継いだリナが行うプラスティネーションのポージングのために行う動きが舞に似て、あまりに美しく、彼女たちと死体をつなぐ糸は撮影現場ではつながっていず画像処理なのではないか、と思えるほど見事に連動した舞になっていました。
さらに後半にモノクロになるところで、派手さがないからこそ内面に焦点が当てられているように感じられ、ドラマティックな部分もありつつ、落ち着いた雰囲気が醸し出されているように思えました。
私は、いいと思いました。
『夏への扉』とどちらを観ようか迷ったのですが、上映館が少ないこちらを選びました。
不老不死が描かれていますが、どちらかと言えば地味で、物語も淡々としている方なので、人によっては物足りないかもしれません。
そして、高額な負担ができる富裕層しか不老不死の恩恵を受けられないという現実的な面を嫌う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、だからこそ、近未来にあり得そうなリアルさで迫ってきます。
また、初めはエマ、そしてそれを引き継いだリナが行うプラスティネーションのポージングのために行う動きが舞に似て、あまりに美しく、彼女たちと死体をつなぐ糸は撮影現場ではつながっていず画像処理なのではないか、と思えるほど見事に連動した舞になっていました。
さらに後半にモノクロになるところで、派手さがないからこそ内面に焦点が当てられているように感じられ、ドラマティックな部分もありつつ、落ち着いた雰囲気が醸し出されているように思えました。
私は、いいと思いました。