有川浩さんの『海の底』を読みました。
横須賀に、巨大なザリガニのような甲殻類が現れ、人を襲い始めた。
逃げ惑い食われていく人々。
そんな中、子どもたち数名が潜水艦きりしおの方に逃げ、追いつめられた。
自分の体をはって子どもたちを艦内に逃がし、命を落とした艦長。
その後も、子どもたちはザリガニたちに周囲を囲まれ、新米実習幹部二人と共に
艦内へ立てこもる。
地上では、警察が死闘を繰り広げながら一般市民を逃がしていた。
警察だけではザリガニを退治できないのは明らかなのに、自衛隊の出動をしぶる政府。
限界間近の状況下で、市民を助けるためにどれほどのことができるのか。
現場に立つものが、どれほど有能でやる気があっても、上に立つ者が命令を下さなければ
動けないもどかしさがあります。
この物語では、現場が恥をかくことで上を動かそうという心意気が素晴らしかったです。
様々な分野の人々が協力し合って困難を切り抜け、子どもたちも、苦難の中で成長していきます。
とっかかりは、読みにくいのですがそれを超えて読む価値があります。
横須賀に、巨大なザリガニのような甲殻類が現れ、人を襲い始めた。
逃げ惑い食われていく人々。
そんな中、子どもたち数名が潜水艦きりしおの方に逃げ、追いつめられた。
自分の体をはって子どもたちを艦内に逃がし、命を落とした艦長。
その後も、子どもたちはザリガニたちに周囲を囲まれ、新米実習幹部二人と共に
艦内へ立てこもる。
地上では、警察が死闘を繰り広げながら一般市民を逃がしていた。
警察だけではザリガニを退治できないのは明らかなのに、自衛隊の出動をしぶる政府。
限界間近の状況下で、市民を助けるためにどれほどのことができるのか。
現場に立つものが、どれほど有能でやる気があっても、上に立つ者が命令を下さなければ
動けないもどかしさがあります。
この物語では、現場が恥をかくことで上を動かそうという心意気が素晴らしかったです。
様々な分野の人々が協力し合って困難を切り抜け、子どもたちも、苦難の中で成長していきます。
とっかかりは、読みにくいのですがそれを超えて読む価値があります。